三八式歩兵銃 負革 (でくの房製・複製品)

日本軍の三八式歩兵銃用負革(スリングベルト)を購入しました。

 

 

三八式歩兵銃用スリングベルトの複製品は主に海外メーカーから複数発売されていますが、今回購入した物は日本国内完全受注生産の「でくの房」さん謹製の精巧複製品です。

 

 

でくの房製品は再現度がハンパなく、実物と比較して再現性、品質共に最高峰と言えるものです。

その分、受注生産のために発注から購入までに数か月を要する為、余裕のある調達計画が必要です。

 

 

海外製量産品と比べても、金具の形状や真鍮素材など、ワンランク上の再現度で大変満足度の高い物です。

負革を固定する為の遊革は1個なのが三八式用の特徴です。

後継の九九式小銃用負革では、遊革は2個に増えています。

 

 

ギボシで留める為のスリットは、最初は硬くて装着に苦労します。

 

 

今回負革を買い足した理由、S&T製エアコッキングライフルの「九七式狙撃銃」に、負革を装着しました。

 

 

全長の長い歩兵銃にも充分足りる長さの負革は、取り付けると外見も威厳が増します。

 

 

負革前方の留め具は、しっかりと固定されます。

 

 

負革後方はバックル留め式です。

長さの調節は三段階と、意外に少ないです。

 

 

基本的に長さ調節は行わず、定位置で使用する前提のようです。

 

 

負革は上質な革が使われており、充分な厚みがあります。

日本軍の小銃負革は、遊革以外で糸で縫われている箇所が無いのが特徴です。

 

 

革の表面処理は着色されていない、素材そのままの仕上げなので、新品状態ではかなり明るい色味に見えます。

保革油での手入れと日焼けさせることで深い色合いに育てていくのが楽しみですね。

 

 

負革の後端にもバックル留め用の穴は設けてありますが、こちらは通常は使用しないようです。

推測ですが、負革が千切れた際の予備の意味があるのではと思います。

 

 

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