東ドイツ軍 レインドロップ迷彩ポンチョ (実物)

東ドイツ軍のポンチョ(雨具)です。

画像のレインドロップ迷彩シートと、個人テント用ポール・ペグのセットで¥2,500で購入しました。

テントとしても雨具としても使える万能ツールと言う触れ込みで市場に流通しています。

ここ10年くらい、変わらず安価で販売されているので、手に入れた方も多いのではないでしょうか。

 

 

東ドイツ軍の携帯雨衣ですが、ごく初期のものは大戦ドイツ軍と同型の逆三角形の「ツェルトバーン」だったようですが、ほどなくソ連軍と同型の正方形の「パラトカ」に統一されたようです。

 

 

基本的な作りはソ連軍ポンチョとほぼ同じですが、頭巾の絞り紐やボタン類が東ドイツ軍規格になっています。(アルミ製皿ボタンや、ナイロン紐など)

 

 

また、ソ連製では片腕のみだった切れ込みスリットは、両腕に付いています。

いずれの相違点も、ソ連軍オリジナル品より使いやすく機能的に感じます。

なお余談ですが、昔「手を通すスリットが片方だけなのが『ポンチョ』、両方あるのは『レインケープ』」と聞いた覚えがあります。

それが正確なら、このアイテムも「レインケープ」というところでしょうか。

 

 

ポンチョ上端の角の部分を紐で絞る事でフード状になるのはソ連製と同様です。

 

 

1枚布から立体的な頭巾を作り出す、見事な合理性に感心します。

 

 

撮影の際、偶然にも雨が降りだしたので、実際の雨よけ効果を試す絶好の機会となりました。

全てのボタンを留め、フードの絞り紐をしっかり結ぶと、相当の防水効果があります。

 

 

画像ではフードの絞りが緩くてメリハリに欠ける印象ですが、しっかり結べば立体的なフード形状になります。

ポンチョは広いので、しっかり全身を覆っています。

 

 

細かすぎて画像では確認できませんが、ポンチョの表面は雨粒をしっかり弾いています。

豪雨クラスとなれば話は変わってきますが、ちょっとした小雨程度なら余裕で凌げる性能はありますね。

 

 

戦闘を想定した着こなしです。

ソ連軍のポンチョと違いスリットが二箇所あるので、両手がフリーになるので便利です。

 

 

フードは紐で絞って形を作っているので、被っていない時は1枚布の状態に戻りがちです。

 

 

ポンチョはなんせ広い布なので、丈に余裕があり裾を引きずるような格好になります。

そこが共産圏の兵士らしく魅力ではあるのですが、当然ながら汚れまくりですw

 

 

ポンチョを着ると戦闘服単体時と比べて身体のラインがぼかせる気がします。

一度、サバイバルゲームで迷彩効果を試してみたいものです。

 

 

流通価格は未使用新品でもソ連軍ポンチョの3分の1程度とお手頃で、ソ連軍タイプのポンチョの構造を手っ取り早く体験するには良いアイテムです。

 

 

広くて丈夫な生地なのでポンチョとしてだけでなく、グランドシートとしても使えます。(テントとしては、正直微妙かも…)

アウトドア活動やアイテム撮影時の地ならしに、1枚あると便利なアイテムです。

 

 


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