中国人民解放軍 85式短機関銃 チェストリグ (実物)

中国人民解放軍の「85式衝鋒槍 弾倉袋」です。

チェストリグスタイルの、人民解放軍装備ではお馴染みのデザインです。

 

 

「85式衝鋒槍」は、トカレフ7.62㎜拳銃弾を使用する中国製サブマシンガンで、「79式衝鋒槍」の後継として開発されました。

低コストで製造できるよう設計されており、人民解放軍や人民武警、中国民兵等に配備されましたが、発射機構に起因する命中精度の低さから、警察部隊での評価は高くないようです。

 

 

背面にはタグ・スタンプが押印してあります。

 

 

ショルダーハーネスの調節は、人民解放軍装備では1980年代から良く見られる、金具で調節するタイプです。

 

 

85式チェストリグの収納物一覧です。

85式の湾曲した30連バナナマガジンは、サイズの近いMP5のマガジンで代用しました。

 

 

マガジンポーチは79式と比べ縦に長く、30連マガジンに対応した作りです。

 

 

試しにMP5の30連マガジンを並べています。

 

 

余裕を持って収納出来ます。

蓋も問題なく閉めることが出来ます。

 

 

左右にある小ポーチには、銃手入れ油缶やクリーニングツール、予備弾薬包を収納します。

 

 

銃手入れ油缶用ポーチ内には、クリーニングツールを差し込むためのループが設けられています。

 

 

形状の似ている79式用チェストリグと比較してみました。

 

 

色味や個体差を除いて、形状の違いはマガジンポーチの長さのみです。

 

 

重ねてみると、85式用のほうが長い事がよくわかります。

 

 

細かい点では、マガジンポーチ底部の裁断も異なります。

ただ、これが79式と85式との違いなのか、製造年や工場による個体差なのかは判断しかねます。

 

 

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