日本陸軍の十一年式軽機関銃用の弾薬盒です。
入手したのはHIKI SHOP製の複製品です。
十一年式軽機関銃の射撃手は、通常この弾薬盒を身体正面に2個、帯革に通して携行します。
十一年式は着脱式の箱型弾倉を使わず、銃側面に取り付けたホッパー弾倉に小銃クリップを6個詰め込む構造なので、「弾倉嚢」ではなく「弾薬盒」となっているわけです。
全体的な作りは、歩兵銃用弾薬盒を幌布製にリデザインした感じです。
蓋を留めるベルトがそのまま背面までぐるりと一周して、ベルトループ部分を残してしっかり縫製されています。
弾薬盒を真上から見た所です。
弾薬盒を真下から見た所です。
弾薬盒の蓋は、2本の革ベルトで留められています。
ベルトを外すと、長方形の本体の蓋を大きく開けて中身を取り出せます。
弾薬盒の中には、三八式小銃実包の5発クリップ3個を梱包した紙箱を収納します。
弾薬盒には実包紙箱が4個収納します。
すなわち、弾薬盒1個で60発の銃弾を携行出来ます。
中身を使いきった弾薬盒は幌布製なので画像のように、くにゃっとなります。
これは、伏撃ちする射手の利便性を考慮した設計なのだそうです。
弾薬盒のサバゲー的運用を試みてみます。
電動ガンのマガジンが入るかどうか、とりあえずバナナマガジンタイプのAKから。
…全然駄目ですねw
東京マルイ製89式小銃用マガジンは、うまい具合に収納出来ます。
全長の若干短いSTANAGマガジンも当然入ります。
STANAGマガジンは比較的コンパクトなので、横に並べて2本収納出来ました。
次に64式小銃のマガジンを試してみました。
こちらも2本収納出来ました。
64式小銃用とほぼ同じ幅・厚みで、全長の短いM14用マガジンも収納出来ます。
とりあえず、汎用ポーチとしてある程度の実用性はあります。
【商品紹介】