キャロムショットの塗装カスタム ~ モーゼル M712 (マルシン製・ガスブローバック)

マルシン製ガスブローバックハンドガン「モーゼルM712」です。

発売当初はマルシン独自規格の8㎜BB弾仕様でしたが、数年経ってから6㎜BB弾仕様も発売されました。

 

 

画像のモデルはトイガンショップ「キャロムショット」のリアル塗装カスタムモデルです。

新品ではなく、「ヤフオク!」で落札した物ですが、状態は非常に良好でした。

 

 

画像の状態はショートマガジンを装填した状態です。

キャロムショットが自社ブランドで製造販売しているモデルガン塗料でガンブルー調に塗装されています。

下地処理も含めてのカスタムで、非常に美しい外観に仕上がっています。

 

 

グリップは本来は横に複数のスリットの入った物ですが、カスタム品ではチェッカリング木製グリップに換装されています。

このグリップは純正と比べて滑りにくく、握りやすいので好印象です。

 

 

グリップの後面にはストックを取り付けるためのスリットがあります。

別売りの木製ストック・ホルスターを装着すると、カービン銃のように使えます。

 

 

パッケージは近年のマルシン製品ではおなじみとなったシンプルな厚紙製です。

 

 

唯一、中身を表示する小さいシールがそっけなく貼られています。

 

 

内箱は発泡スチロール製です。

箱を捨てない派の私にとっては、銃の保管に便利なのでこのスタイルはありがたいです。

この製品にはショートマガジンとロングマガジンがそれぞれ1本付属します。

 

 

取扱説明書です。

説明書を補足する付箋が2つ付け足されています。

 

 

取扱説明書は、当初発売された8㎜BB弾仕様の物がそのまま使われています。

基本構造は変わらないので、そのままでも問題ないという判断でしょう。

 

 

6㎜仕様での変更点は付箋の追加で対処しているようです。

経費節約と言えばそれまでですが、既に何度も再販のかかっている製品なので、説明書くらいは新調して欲しいところです。

 

 

セフティレバーはハンマーの隣に位置しています。

 

 

上に持ち上げると安全状態になります。

 

 

モーゼルM712はフルオート機能が追加されたモデルなので、セレクターが装備されています。

画像の状態でセミオート・モードです。

 

 

セレクター真ん中のボタンを押しながら動かします。

画像の状態でフルオート・モードです。

 

 

ハンマーは指をかける部分が半円形で、軽め穴が開いているのが特徴です。

 

 

ハンマーを起こした状態です。

 

 

モーゼルはボルトやハンマー、セフティ等が密集していて、メカニカルな外見が魅力です。

 

 

実銃では弾倉が空になるとボルトストップが掛かり、オープン状態になりますが、マルシン製品では再現されていません。

画像では、指で押さえてオープン状態を維持しています。

 

 

ボルトの後退量は実銃と比べると短めですが、それでもブローバックの面白さは十分堪能できます。(きちんと作動すれば、ですが…)

 

 

マガジンはショートタイプとロングタイプが付属しています。

 

 

ショートマガジンを使用すると、銃からマガジンが露出せず、スマートなスタイルが堪能できます。

装弾数は9発ですが、ガスタンクの容量が致命的に不足しており、全弾撃ちきる事自体、困難です。

 

 

ロングマガジンの装弾数は25発です。

ガスタンクの容量の関係で、こちらのほうが断然、使い勝手が良いです。

 

 

ロングマガジンを装着した状態です。

まさにマシンピストルという趣があり、武骨で格好良いです。

 

 

装弾数25発はフルオートではあっという間に撃ちきってしまいますが、それだけに迫力満点のブローバックが楽しめます。

 

 

後方から見た状態です。

独特の「ブルーム(ほうき)グリップ」の形状が良くわかります。

 

 

マガジン装填部の様子です。

塗装カスタムの為に、綺麗に研磨されています。

 

 

フレーム側面には刻印が確認できます。

 

 

銃身は細身で、先端にむかってテーパーがかかっています。

主張しすぎないフロントサイトが上品で良いですね。

 

 

リアサイトは小銃のようなタンジェントサイトです。

現代の目で見ると拳銃にはミスマッチにも感じられる組み合わせですが、試行錯誤が感じられてクラシカルな魅力だと思います。

 

 

トイガンでは画像の状態まで照準調節可能です。

 

 

ストックをつけて射撃できるとはいえ、射程は1000メートルまで刻まれています。

 

 

ボルトの閉鎖時の状態です。

 

 

ボルトを開放した状態です。

マガジンリップの赤色が目立ちます。

 

 

ボルト後退量は画像の位置位で、フルストロークではありません。

 

 

チャンバー上部にある穴に六角レンチを入れて、HOP調整を行います。

作動性能は「弾が出るだけ上等」レベルで、射程や命中精度を云々する以前に、生ガスを吹かずに全弾を撃ちきれれば僥倖という、発火式モデルガンのような楽しみ方になります。

“マルシン製品とはそういうものだ”というユーザーの暗黙の了解があるとはいえ、再販の掛かる定番商品なので、少しは企業努力を見せて欲しいなー、というのが本音です。

 

 

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