今回紹介する物は「マルシン製モーゼル拳銃用ストック・ホルスター」です。
マルシンのストック・ホルスターは同社のモデルガン、ガスガン用に製造販売されている物で、昔から定期的に再販されている定番商品です。
ストックの素材は、実物と同じく木製です。
サイズも実物に忠実に再現されているようで、他社製品のトイガンや革製ストラップとも互換性があります。
ストック・ホルスターの側面にボタンがあり、押すと蓋を開けることが出来ます。
蓋を開けたところです。
実銃や、初期の製品ではボタンを押した際に連動して蓋を跳ね上げるように蓋の内側に板バネが付いていますが、ABS樹脂製のトイガンに傷が付くのを配慮して、現行品では省略されています。
ストック・ホルスター内部です。
上質な木材を使い、拳銃の形に合わせて丁寧に切削加工されています。
蓋のヒンジ部分です。
素材の質感も相まって、なんだか家具のような印象を受けます。
蓋はなだらかな曲面を描いています。
ストックとして使用する際に、肩当てに相当する部分なので手間が掛けられているのですね。
ホルスター・ストックの先端にはモーゼル拳銃のグリップの溝に差し込めるレールが取り付けてあります。
このレールを拳銃の溝に合わせて装着すれば、ストックによる安定した依託射撃が可能というわけです。
これはモーゼル拳銃に特有の構造というよりは時代の流行のようで、近い時期に作られた「ブローニング・ハイパワー」や「南部式自動拳銃」にもみられる特徴です。
ストック・ホルスターに銃を収納した状態です。
グリップが一部露出するものの、大型のモーゼル拳銃が綺麗に収まります。
蓋を開けるとこんな感じです。
実銃では蓋の内側に湾曲した板バネが付属しています。
同社のガスブローバック「モーゼルM712」にストック・ホルスターを装着してみました。
純正品同士という事もあり、難なく装着出来ます。
連結部分の様子です。
ストック側レールは金属製ですが、溝のあるグリップ側はABS樹脂製なので、負荷をかけると銃側が破損する恐れがあり、注意が必要です。
モーゼルの時代がかったデザインとストックが組み合わさり、最強に見える…。
マルシン製品の実射性能はモニョる所もありますが、外観の格好良さに存在価値が凝縮しております。