今回紹介のアイテムは、モーゼル拳銃用ストック・ホルスターを携行するための「革製ハーネス」です。
今回入手の物は海外製の複製品です。
第二次世界大戦時に、ドイツ軍で用いられたものを再現したモデルです。
背面にベルトループがあり、装備ベルトに通して、通常の拳銃ホルスターのように携行出来ます。
厚めの革で縫製されており、強度は十分期待出来そうです。
画像のハーネス部分に、木製ストック・ホルスターが収まるわけです。
ホルスターを収納した際に、脱落しないようにストラップを留める真鍮製のボタンです。
側面には付属品入れ、分解用ドライバー差し等が縫い付けてあり、機能的に作られています。
ベルトループの幅は広く、軍用革ベルトでも余裕を持って通せます。
革の表面処理は、焦げ茶色の塗装仕上げです。
一見、予備マガジン入れかな?と思った長方形のポーチですが、厚み的に弾薬系は入らないようなので、拳銃に付属する工具類用と思われます。
蓋を開けた状態です。
詳しい使用用途については、現状では残念ながらわかりません。
こちらはドライバー収納スリットの、上部にある蓋部分です。
こうして蓋を留めれば、ドライバーの脱落もありません。
ドライバー周辺の形状です。
ドライバーは大型の物で、ハーネスと並べても同程度の長さがあります。
ホルスター・ハーネスに収納するドライバー工具です。
ハーネスには付属しておらず、別売りの物を購入しました。
握りの部分は木製で、仕上げが渋くて大変よろしいです。
持ち手の根元部分です。
しっかりした作りで好感が持てます。
ドライバーの先端形状です。
あくまで外見を再現したモデル品で、実用はしないように注意書きがありました。
ハーネスにストック・ホルスターを収納した状態です。
何とも言えない古風な趣があります。
背面も1枚革でしっかり保持されます。
「モーゼルM712自動拳銃」を収納してみます。
ストック・ホルスター、モーゼル拳銃ともにマルシン製です。
モーゼル拳銃を収納した状態です。
外見上は、グリップ端部が露出します。
古い時代の軍用品らしく、拳銃の取り出しやすさよりも、破損防止・保護の観点が重視されている作りです。
ストック・ホルスターをハーネスで携行したドイツ国防軍兵士の着装例です。
モーゼルホルスターは、かなり大型なのがわかります。
拳銃を取り出す際は、ハーネスのストラップを外し、ストック・ホルスターのボタンを押して蓋を開けます。
素早く抜き撃ちというわけにはいきませんね。
ストック・ホルスターを拳銃に取り付ける所です。
モーゼルM712はストックを装着すると簡易機関短銃となり、強力な近接戦用火器となります。
ストックを装着したモーゼル拳銃は、かなりの存在感があります。
ストックを利用した射撃姿勢です。
この状態だと、ちょっとしたカービン銃のようです。
ストックによる頬付け姿勢で、より正確・精密射撃が可能となります。
モーゼルM712はフルオート射撃機能があり、簡易サブマシンガンとしての運用も考慮されていました。
フルオート射撃時のストックの使用は非常に有効だったようです。
拳銃単体での射撃姿勢です。
第二次世界大戦の頃は拳銃射撃は片手撃ちが基本スタイルでした。
モーゼル拳銃はグリップの独特な丸みが影響して、馴れないと素早い狙いが付けづらい気がします。
まあ、実射性能を云々する類の銃ではないので気にはしておりませんが…。
【商品紹介】
「琥花堂 ドイツ軍 モーゼル M712 ホルスター 本革製 ハーネス C96 マルシン製 木製ストック挿入可能 クリーニングロッド付」…革製ホルスターと工具のセットです。マルシン製をはじめとする木製ストックが収納できます。
「ドイツ軍 モーゼル M712 ホルスター C96 木製ストック 工具付」…革製ホルスター、工具、木製ストックのフルセットです。