はじめてのちゅうか ~ MP40 (AGM製・電動ガン)

現在、サバゲー・フィールドに徐々に浸透しつつある中国製電動ガン、私もひとつ購入してみようと思い、AGM社のMP007を購入したのは、去る10月の終わり頃でした。

この製品、パッケージには「MP007」などと書かれていますが、ご覧の通り、MP40の電動ガンです。中国製品は、何故か商品名を誤魔化す傾向にあります。何か理由があるのだろうか…。

MP40の電動ガンといえば、TOP製MP40がありましたが、既に絶版になっており、その点から見てもドイツ軍装備ゲーマーにはありがたい商品なのですが、メカボックスが東京マルイ製品に酷似していたり、グリップ底部の電源スイッチや分解結合の方法がTOP製品に酷似していたり…。「どう見てもパクリです。本当にありがとうございました。」

 

 

ストック形状に影響を与えた(と言われている)AKS-47との比較。サイズはほとんど同じです。

もっとも、オリジナルな点を主張したかったのか、セミ・フル切り替え機能が追加されています。

そのため、レシーバー側面のセレクターの有無で、両者の製品は容易に区別がつきます。

TOP製品どころか、実銃にもない機能で、はっきり言って余計なお世話です。

箱から出した瞬間、「その内、絶対取っ払ってやる」と心に誓いました。

 

 

問題のセレクター。時代感無視の取って付けたようなデザインが激しく萎え~orz

ちなみに、のちにとあるショップから“特注セレクター無しモデル”が発売されました…。「チキショーメ!!」(by 総統閣下)

表面処理はかなりいい加減で、ラッカー塗料の艶消し黒を厚塗りしたような質感で、ガンブルー処理を再現していたTOP製品と比べると、せっかくのメタルフレームが台無しです。

 

 

フレーム下部のダイヤルを回してやる事で簡単に分解できます。

というか、分解しないとバッテリーが収納できません。

 

 

ミニバッテリー仕様なので、燃費はあまり良くないようです。

ニッケル水素バッテリーが付属していましたが、中華製バッテリーは怖いので国産品を使っています。

 

 

ボルトを引いてHOP調整しますが、ノンホップ状態だと射撃後に銃口から弾がポロっと落ちてきます。

チャンバーのゴムの質が悪いのか、設計に癖があるのか…?

 

 

付属のマガジンはスプリング給弾式で、装弾数は50発です。

多弾数マガジンは発売されていませんので、予備マガジン(実売価格は¥1,500程度)を揃えて弾倉交換のスリルを味わいましょう。

 

 

肝心の実射性能ですが、若干もっさりした動きで、東京マルイ製電動ガン・最初期モデルを彷彿とさせる撃ち味です。

やはりバージョン3メカボックスを丸パクリしてるんだな~、と納得。

最近の東京マルイ製品のキレの良い撃ち味に馴れていると、ちょっと不満を感じるかもしれませんね。

 

 

また、集弾性もあまり良くないようで、遠くの目標を狙った時に明らかに弾がバラける気がします。

ある意味、機関短銃らしさをよく表現していると言えそうです。(折角だから良い風に考えよう…w)

性能面では、東京マルイ製トンプソンM1A1には一歩及ばず、と言ったところでしょうか。

 

 

散々文句を書いておいて今更ですが、多少問題はあっても、MP40を電動ガンで発売してくれた事だけでも感謝といえましょう。

流通価格も¥20,000弱とリーズナブルですし、初めて購入した中国製電動ガン、私は満足しています。

それに、マガジンハウジングをフォアグリップのように保持する、MP40独特の射撃姿勢は、戦争映画みたいで結構ハマリますよ~!

 

 

【商品情報】

「AGM MP40 電動ガン BLACK」…実銃でベークライト樹脂のグリップ一体型フレームが黒色のバージョンです。

 

「ドイツ軍 シュマイザー MP40 本革製 スリング ブラウン ヴァッフェンアムト 刻印付」…茶色染め本革製で、刻印も再現された精巧複製品です。

 

 

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