陸上自衛隊装備の際のサイドアームとして購入した、タナカ製ガスブローバックハンドガン「SIG P220 “9㎜拳銃”」をレビューします。
購入したのは「ヘビーウェイトモデル・バージョン2」です。(近年新発売された物ではなく、旧式モデルのほうです)
外観は、さすがにモデルガン・メーカーのタナカだけあって、リアルです。素っ気無い茶色の箱がまた雰囲気があってイイ!
購入後すぐに記録した画像なので、まだ銃全体に潤滑オイルがついている状態です。
中古品を漁るのも好きですが、やはり新品は別格ですね。
スライドストップが掛かった状態です。
ご覧の通り、リアサイト・フロントサイト共にホワイトが入れてあり、狙いやすくしてあります。
この薄いフレームとチェッカリング・グリップがP220系の魅力ですね。
薄くて判り難いですが、スライドに自衛隊仕様を表す桜のマークと、「9㎜拳銃」の刻印があります。
この銃の存在価値の全てがこの刻印にあると言っても過言ではないでしょう(断言!)
マガジンの装弾数は12発です。
サバイバルゲームで本格的に運用するには予備マガジンは必須ですが、タナカの予備マガジンは安くはない…。
初速は76m/s前後です。
ガスハンドガンとしては妥当なパワーでしょう。
実射性能は、比較的気温の高い時期なら安定して作動しますが、寒さには弱い印象です。
タナカのガスガンといえばガス漏れの印象が強かったのですが、特にそのようなトラブルも無く、楽しい射撃を楽しめます。
ブローバックの動きは、反動が軽く、マイルドな感じです。
外観の似ている東京マルイ製「SIP P226」と比べると、だいぶ“おとなしい”印象です。
ただ、サバイバルゲーム用アイテムとしては、あまりおすすめは出来ません。
具体的にはHOPの掛かりが非常に不安定というか最適位置にあわせるのが困難で、目の前に落下するか猛烈にスイングして上や左にすっ飛んでいってしまいます。
その上、スライド裏側のネジをマイナスドライバーで回さなければならず、調整に非常に手間がかかります。
こういう細部の操作性の悪さや実射性能の不満点は、現在発売されているリニューアルモデルではかなり改善されているようです。
私も、乗り換えの時期かなぁ、と思案しております。
【商品情報】
「タナカ(Tanaka) SIG P220 IC ABS 陸上自衛隊 18歳以上ガスブローバック ブラック」…陸上自衛隊刻印仕様です。