BAR銃手 装備あれこれ・その1 [アメリカ海兵隊・WW2 太平洋戦線]

第二次世界大戦・太平洋戦線のアメリカ海兵隊におけるBAR射手の装備を再現してみました。

 

 

装備するのはアローダイナミック製電動ガン「ブローニングM1918A2」です。

“BAR”の通称で有名な、分隊を火力で支援する頼もしいヤツです。

 

 

ブローニングM1918A2は、M1918A1に続き、軽機関銃的運用に便利なように、バイポッドを追加したモデルです。

戦場ではただでさえ重い本銃が更にフロントヘビーになる事を嫌う兵士によって、バイポッドを取り外して運用されている例が多くみられます。

 

 

太平洋の島嶼上陸作戦におけるアメリカ海兵隊の軍装です。

第二次世界大戦を通じて最も一般的と思われれるスタイルを再現してみました。

 

 

被服は「P1941ユーティリティコート」、長袖は袖まくりをしています。

HBT(ヘリンボンツイル…杉綾織)コットン製の作業服は、野戦向きの色味だったこともあり、タンカラーの軍服「チノ」に代わり、戦闘服として使用されました。

 

 

M1ヘルメットには、ダックハンター迷彩柄のヘルメット・カバーを装着しています。

外見上、陸軍兵士と区別する際に一番目立つポイントで、アメリカ海兵隊らしさを感じさせるスタイルです。

 

 

重いBARマガジンベルトの装備には、サスペンダーは欠かせません。

陸軍とは異なる、海兵隊独自装備のストレートサスペンダーを2本、交差させてマガジンベルトに取り付け、肩から吊るします。

 

 

BARを携えて索敵中の姿です。

陸軍も含め、太平洋戦線では上陸時に水に浸かったり、熱帯のジャングル内での通気性の確保の為、ズボンの裾をレギンスの外に出して着用している姿が多くみられます。

 

 

BARの立射姿勢です。

所持しているのはアローダイナミックの電動ガンですが、実銃ほどではないにせよ、充分に重量感があるのでアサルトライフルのように扱うのは厳しいです。

 

 

現実的には膝撃ちのスタイルに落ち着きますね。

ヘルメット・カバーは緑系と茶系のリバーシブルですが、支給当初は緑系の使用率が高く、戦場が日本本土に近づくにつれて茶系を表にする割合が増えていったと聞いた覚えがあります。

 

 

BARは名称は自動小銃ですが、実質的には軽機関銃として運用されたというのも納得のサイズです。

サバイバルゲームでの実用上は特に利点は無いのですが、(みんなフルオート火器持ってるし…)軍装系サバゲーマーにはこの重さとかさばる銃の扱いずらさすらも“気分がアガる”大事な要素です!

 

 

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