アメリカ海兵隊 ユーティリティキャップ (海外製・複製品)

第二次世界大戦中にアメリカ海兵隊の使用していた作業帽「P1944 カバー」です。

実物ではなく、海外製の精巧複製品です。

 

 

アメリカ軍の野戦作業帽はざっくり「フィールドキャップ」と呼ばれていますが、軍装書籍に習った所では、アメリカ海兵隊では帽子類は一貫して「カバー」と呼んでいました。

 

 

海兵隊専用デザインの主たる特徴は帽子を整形する為の折り目が真正面を避けて配置されている点です。

 

 

戦後品では更に帽子のカドがしっかり立つようにデザインされ、更に正面に海兵隊のマーキングがプリントされるようになりました。

 

 

こちらは同じく第二次世界大戦における、アメリカ陸軍の「M1941 ユーティリティキャップ」です。

 

 

アメリカ海兵隊でも、「P1941 カバー」の名称で導入していました。

 

 

一見して分かる違いとして、帽子の真正面に折り目があります。

 

 

全体に角が目立たない、丸い印象を受けます。

 

 

生地はアメリカ軍の作業服で広く使用されているHBT(ヘリボンツイル)、日本語で「杉綾織」と呼ばれる丈夫な織りの綿布製です。

 

 

色味はサージグリーンと呼ばれる淡緑色です。

 

 

P1941は大戦初期から、P1944は大戦末期に、どちらも海兵隊にて使用されていたので、シチュエーションによって使い分けると軍装趣味的に楽しみが増えますね。

 

 

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