東ドイツ軍では、他のワルシャワ条約機構軍と同じく、ソ連軍と同型のガスマスクを運用していました。
他の同盟国と同様、ガスマスク自体は輸入ではなく、同型品のコピー生産で賄われていました。
東ドイツ製のガスマスクは、一般兵向けの「SchM-41M」(ソ連製ShM-41Mに相当)や、通話の為のボイスエミッター機能の付いた「SchMS」(ソ連製ShMSに相当)が使われていました。
私はそれらのアイテムは所有していない為、サバイバルゲーム向けに、ポーランド軍の「SzM-41M」ガスマスクを流用して、ガスマスクバッグに詰め込んでいます。(SzM-41Mはソ連製ShM-41Mと同型です)
東ドイツ軍のガスマスクバッグは、ゴム引き布のような防水コーティングされた布地で出来ています。
バッグの構造は共産圏に共通で見られる、肩紐でたすき掛けし腰紐でバタつきを抑える造りです。
ガスマスクバッグの蓋はプラスチックのスナップボタンで留めますが、このボタンが結構硬くて開け閉めに難儀します。(使っていく内に慣れてくるかも?)
蓋の内側にはスタンプ表記がされています。
わかる人が見れば多くの情報が得られそうですが、私にはさっぱりです…w
ガスマスクバッグの内部構造はキャニスター分離型ガスマスクに共通のオーソドックスな造りです。
手前のスペースにはガス防護シートが収まるらしいですが、持っていないので入れていません。
ガスマスクバッグの側面には、付属品収納ポケットがあり、本体と同じプラ製スナップボタン留めになっています。
画像は冷戦時代の東ドイツ軍の代表的な個人装備です。
第二次世界大戦以来のいささか古風なデザインの装備品には、分離型特有の蛇腹ホースの付いたガスマスクがよく似合います。
私は、サバイバルゲームでは、東京マルイ製「AKS-47」電動ガンを、東ドイツ製「MPi-KMS」の代用として運用しています。
キャニスター分離型ガスマスクは一見古臭い印象ですが、銃を構えた際に頬付けの邪魔にならないので軍用として理にかなったデザインだと思います。
立射姿勢では、腰のガスマスクバッグの大きさが印象的です。
コスブレ写真を撮る分には問題ありませんが、サバイバルゲームで動き回っているとキャニスターの自重でバッグがずれてきて足に干渉して割と邪魔くさいです。(基本、ベルトループ式の装備品は動いているとズレてくるので難儀します)
【商品紹介】
「東ドイツ軍 ガスマスクバック 実物デッドストック」…東ドイツ軍実物です。