ドイツ国防軍 M35タイプ・プラ製ヘルメット (サムズミリタリ屋製・モデル品)

第二次世界大戦で使用された「M35シュタールヘルム」(1935年型スチールヘルメット)です。

本品はサバイバルゲーム用にプラスチックで製作されたサムズミリタリ屋製のレプリカ品です。

 

 

サムズミリタリ屋のプラ製ヘルメットには廉価版と高価版の2種類がありますが、今回は在庫の都合で廉価版を購入しました。

違いは内装の作りが単純なのが廉価版、実物通りの凝った造りの物が高価版で、外観上は違いはありません。

 

 

真上から見ると卵状で、真横から見た時と随分と印象が異なります。

 

 

内装は革製で、実物と同じ形状を再現してあります。

本品は廉価版の為、ハンモック部分がヘルメットに直接取り付けてありますが、実物では金属製のリングを介して取り付けてあります。

 

 

顎紐は黒革製で、バックルで留めるシンプルな物です。

私の購入した個体はこのベルトの留め具部分が外れやすく難儀しています。(いっそ、接着するのもありかなと思案中…)

 

 

ヘルメットの厚みはそれなりにありますが、縁の部分は薄めで外見上の印象を損ねない程度に強度も持たせてあり、サバイバルゲームにも安心して投入できます。

 

 

ヘルメットには付属品としてヘルメットに貼る為のデカールシールが付いてきます。

国防軍、SS、空軍と一通り揃っていましたが、私は国防軍の国家鷲章のみ貼り付けました。

装備の設定上、1944年以降の軍装を想定しているため、本来はデカール自体貼る必要は無いのですが、せっかくなので1940年以降の状態を再現しつつ、1943年のデカール廃止の通達のあと、あえてデカールを剥がさなかった兵士という想定です。

 

 

ドイツ軍のヘルメットは文句なく格好いいです。

この独特の形状は第一次世界大戦当時に採用された「1916年型」から受け継がれた物ですが、外見はより洗練されています。

 

 

ヘルメットのカラーは複数種販売されていましたが、サバイバルゲーム用に艶消しフィールドグレーの物を選びました。

表面が梨地処理されているので、光りを反射せず、かつプラっぽっさを多少は誤魔化せるので選択したものです。

なお、考証的にはM35ヘルメットは採用当初は「艶有りアップルグリーン」で、1940年1月27日付け通達で「艶消しフィールドグレー」に変更されました。

 

 

ヘルメット側面に貼られたデカールシールは、ドイツ国防軍の場合、当初は両側面に国家鷲章と国家色章が貼られていました。

第二次世界大戦開戦後は、1940年3月21日付け通達で国家色章が廃止され、更に1943年8月23日付け通達でデカール自体が廃止されます。

ただ、それまで貼られていたデカールは特に剥がされたりはしなかったようです。(もちろん、自然に剥離したり、ヘルメットの補修で上塗りされた結果、消える事はあったでしょう)

 

 

耳をカバーする部分が後方まで覆ってあり、後頭部を守るようデザインされています。

ヘルメットは(特に第二次世界大戦頃までは)世界各国ごとに特徴があって面白いです。

 

 

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