第二次世界大戦中にドイツ軍で使用されたワルサーP38拳銃ホルスターです。
今回紹介する物は、実銃コレクター向けに販売されている海外製の複製品です。
ホルスター裏面には、実物同様に刻印が再現されています。
ホルスターの装着はベルトループ式です。
ホルスター側面には予備マガジン入れが設けられています。
このホルスターの形状はワルサーP38のホルスターとしては初期型にあたります。
第二次世界大戦中に使われたホルスターとしては、のちにワルサーPPK用に似た形状のものも採用・支給されています。
ホルスター上面の様子です。
後期型と比較すると、蓋の丸み、革の厚み・硬さが印象的です。
ホルスター下面の様子です。
全体に丸みを帯びた形状にプレス成型されており、手間の掛かった構造が見て取れます。
蓋を留めるストラップは金具に通すスタイルで、比較的使いやすく便利な構造です。
蓋を開けた状態です。
内部には、拳銃をせり出すための革ストラップが内蔵されています。
ホルスターに拳銃を収納した状態です。
蓋を開けると、連動して革ストラップが引っ張られ、拳銃がせり出す構造です。
革ストラップの縫い付け状態です。
せり出すと言っても極端な物ではなく、ほんのわずか「浮く」感じで、あくまで取り出しやすくするための補助的構造です。
ホルスター側面のマガジン入れに予備マガジンを収納した状態です。
今回入手の物と、過去に中田商店で購入した物を並べてみました。
画像向かって右側が中田商店製です。
外見や革の表面仕上げ等、全体的な作りは中田商店の物のほうが実物に近い印象です。
今回購入の物の利点は、予備マガジンポーチが機能する、この一点に尽きます。
中田商店製ホルスターも、拳銃本体の収納は問題ありません。
実用上、残念だったのはマガジンポーチ部分の幅が前後左右ともに狭すぎた点で、ガスガンのマガジンが収納出来ませんでした。
これは、ブローバック式のマルゼン製、固定スライド型のマルシン製ともに同様で、今回あらたにホルスターを購入した理由でもあります。
どちらも価格的な差異は少なく、入手難易度や好みで選ぶと良いでしょう。
【商品紹介】
「ドイツ軍 ワルサー P-38 ホルスター ブラック 黒 1942 レプリカ」…刻印まで再現された本革製の精巧複製品です。
「マルゼン ワルサーP38 AC41 ブラックモデル 18歳以上ガスブローバック」…外観・性能ともに優秀なワルサー社公認のブローバックガスガンです。
「東京マルイ No.2 ワルサーP38 10歳以上 エアーHOPハンドガン」…手ごろな価格でよく当たる、エアコッキングハンドガンです。※シリーズ共通ピストンパーツ内蔵の都合でスライド後部が実銃よりも長くアレンジされているため、ホルスターに収納できるかどうか不明です。