ドイツ国防軍 ストレートスコップ (中国製・複製品)

ドイツ国防軍の携帯スコップです。

画像の物は中国製の複製品になります。

第一次世界大戦型のスコップで、1938年に新型の折り畳みタイプが採用された後も並行して使用が続けられた、第二次世界大戦で最も一般的なドイツ軍スコップと言えます。

 

 

大戦ドイツ軍のスコップは戦後の同型品で代用される事が多いのですが、肝心の戦後製造品もなかなかお目にかかる機会が無くなってきました。

その為、このように複製品が登場するようになって助かりました。

 

 

スコップ・カバーは革製です。

大型ですが、頑丈に出来ています。

 

 

ベルトループで装備ベルトに吊るすタイプなので、各部の縫製がしっかりしていると安心感があります。

 

 

スコップ・カバーはスコップの根元をストラップでクロスさせて固定します。

ここに重量がかかるので長期使用時の強度が気になります。

 

 

スコップ本体は複製品なので全体の形状は比較的正確です。

 

 

複製品という事もあり、使用感は全く無く、綺麗過ぎるほどです。

 

 

ドイツ軍のスコップのブレードは第二次世界大戦型ではスポット溶接されていますが、本製品はリベット留めになっており、第一次世界大戦型の外見となっています。

 

 

スコップの木柄の連結部分は複雑な形状をよく再現されています。

ただ、見ての通り金属部分と重なる柄の部分まで、ひとまとめに塗装されており、仕上げが大雑把な所がいかにも中国製ですね。

 

 

スコップは外見重視の廉価版という事で、強度については不明です。

軍装品の中でも、スコップをはじめ金属製品のレプリカは焼き入れのされていない物が殆どで、穴掘りに使うとブレードが思いっきり変形してしまうので実用厳禁です。

 

 

ブレードを側面から見た所です。

かなり薄い造りであることがわかります。

実戦ではフチをグラインダー等で研いでおき、白兵戦時には刃の付いた鈍器として使用したと聞きますが、銃剣なんかより遥かに強力な武器になったであろう事は容易に想像できます。

 

 

スコップの柄は木製ですが、中古放出品と比べると綺麗過ぎるくらいですね。

ただ、着色処理はしてあるので、他の装備品と合わせてもさほど違和感はありません。

 

 

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