この「コルト M1911A1」は、私の愛用している東京マルイ製エアコッキング・ハンドガンです。
ガスブローバックモデルを購入するまでの1年間は、私の所有する唯一のハンドガンでした。
価格・性能・入手し易さの三拍子が揃った東京マルイ製エアコッキング・ハンドガンシリーズの中でも、特に完成度の高いアイテムです。
数年前に価格改定され、値上がりしてしまいましたが、それでも比較的安価で手に入る18歳以上用ハンドガンは、このシリーズ位のような気がします。(SⅡS製も予備マガジン付きでお買い得なんだけど、性能はちょっと…)
実射性能は、信頼のマルイ・クオリティ、よく飛ぶしよく当たるので、頼りになります。
入手し易さについては、地方在住者にとっては地味に重要な点といえます。
トイガン専門店に限らず、デパートやディスカウントショップの玩具コーナーでも見かける程の普及率は、東京マルイ製品ならではの強みと言えましょう。
外観はほとんどABS樹脂製です。他社製品と比べても、ハンマーやトリガーまで樹脂製で、見た目の高級感は今イチかもしれませんが、なにげにスライドが一体成型だったり、内部メカの強度の必要な部分には金属パーツが散見されます。
外観のプラの質感が気になったので、インディ製トイガン用スプレー塗料「パーカーシール」で塗装しました。
グリップは近所のホームセンターで購入したチョコレート色のスプレー塗料で塗装後、インディ製トイガン用スプレー塗料「クリアパーカー」を重ね吹きして塗膜の保護と艶消し処理を行いました。
射撃性能は必要にして充分。
スライドの引きは重すぎず、溝の幅も適当で、東京マルイ製品の中でもコッキングしやすいモデルです。
余談ながら、一番スライドが引きにくかったのは「CZ75」です。(スライドの幅が狭く、掴める面積が少ない…)
廉価なエアコッキング製品ながら、固定ピンを取り外すだけで、画像の状態まで分解できます。
エアコッキング式なのでガスガンと正面切っての撃ち合いでは勝ち目がありませんが、基本性能は高いので地形を利用したり、チームメンバーに紛れて漁夫の利を得れば、なんとか渡り合う事も出来ます。
特にブローバックガスガンが作動不調な厳冬期には、確実に作動するエアコッキングガンは重要なアイテムです。
私は予備マガジン2本をマガジンポーチに収納して、合計60発前後の火力で運用していますがハンドガン戦では地味にスコアを上げています。
性能を考えるとコスト・パフォーマンスは上々、価格以上の満足度が得られる良い製品です。
この「M1956装備ベルト」は「デイビス・バックル」と呼ばれるクイックリリースタイプのバックルを装着してあります。
デイビス・バックルはナイロン製の「M1967装備ベルト」の初期型に採用された物で、M1956装備ベルトの一部にも使われました。
素早く着脱できるように工夫されたバックルですが、匍匐前進や前かがみになった際に、不用意に外れる事が多く不評だったとの事で、M1967装備ベルトの生産途中から従来のバックルに戻されました。
この製品のマガジンは実物と大体同じ寸法のようで、実物の「M1956ピストル・マガジンポケット」にピッタリ収まります。
実物の「M1916ホルスター」にもぴったり収まります。
米軍のホルスターは他国と比べて結構独特の形状で、銃の抜き差しが素早く出来るので非常に実用性が高いです。
米軍装備は見慣れているせいか特に意識する事が無かったのですが、諸外国の軍装品を知るにつれて実感しました。