ドイツ国防軍 プルオーバーシャツ (エスアンドグラフ製・複製品)

ドイツ国防軍の軍服用下着です。

構造はプルオーバー式で、実物はウールニット製やコットン製など素材も様々、官給品から私物まで種類も様々ありますが、今回紹介するのはコットン製複製品です。

 

 

このプルオーバーシャツ、ドイツ語だと「ヘムト」と呼ばれています。

この製品はバリエーションで「フィールドグレー」「マウスグレー」「カーキ」があったのですが、在庫の問題でマウスグレーの物を購入しました。

 

 

プルオーバータイプなので前合わせは半分までしか開きません。

 

 

肩には肩章留めループがあります。

実際に肩章を留めるには、別途ボタンを縫い付ける必要があります。

 

 

袖は筒袖で、ボタンで留めますが、ボタンホールは1箇所のみなのでサイズ調整は出来ません。

 

 

裾は切り欠きがしてあります。

この時代の下着に共通の特徴のひとつです。

 

 

ポケットは戦闘服のようにプリーツの付いたポケットが付いています。

デザイン自体はヘムトその物ですが、生地が薄い為か、一度洗濯すると全体が皺だらけになってしまいました。

また、縫製が少々廉価過ぎるのが不満を感じる点です。

なので、涼しい季節に私服として着ていましたが、結局軍装コスプレには使いませんでした。

 

 

次に購入したのがフィールドグレーのヘムトで、マウスグレー版と比べ値段もちょっと高めのアップグレード版です。

 

 

服の生地も厚みがあり、各部の作りも良い感じで、軍装コスプレ用に採用しました。

 

 

色は、フィールドグレーというよりはリードグリーンに近い感じもしますが、軍服と合わせても特に違和感はないようです。

 

 

マウスグレーの廉価版と同様、肩には肩章取り付け用ループがあります。

 

 

プルオーバータイプなので、前合わせはこの位大きく開きます。

 

 

袖はシンプルな筒袖で、ボタン1個、ループも1個です。

 

 

ヘムトの裾は切り欠きがしてあります。

第二次世界大戦当時はパンツは履かずに、このヘムトの裾で股を包み込むようにして、そのままズボンを履いていたと聞いたことがあります。(当時の一般的な着こなしだったとか)

 

 

実際に着用してみた状態です。

ズボンはサスペンダーで吊る方式で、現代のように腰で履くのではなく、ズボンで腹を包むような感じの着こなしになります。

 

 

後ろから見たところです。

ズボンとサスペンダーの位置はボタンで調整します。

この、いかにも時代がかったデザインは大戦初期のドイツ軍ならではの面白さですね。

 

 

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