
中国JG製の電動ガン「H&K G3A3」を塗装して、64式小銃に似せてみました。
いわゆる「想定64式小銃」と言うヤツです。

外装でやった事といえば、ハンドガードを黒く、グリップとストックを茶色く塗装したのみです。
本当はすてんがん工廠製「想定64式小銃キット」を組み込みたかったのですが、品切れで再生産の予定も無いとのことでしたので、外装には手をつけませんでした。

その代わり、内部は購入したショップに依頼して調整してもらっています。
HOPチャンバーパッキンとモーターも国産品に換装してあり、実射性能は申し分なく狙撃銃に最適な仕様になっています。

スコープマウントベースは、G3用の中では出来るだけローマウントの物を取り付けてみました。
かなり視点を低く、銃に近い位置に置けたので狙いやすく出来ました。

想定64式小銃をそのもの64式小銃と比較してみました。
64式小銃はTOP製電動ガンです。

並べてみるとストックやグリップ、マガジン等の各パーツの位置は良く似ており、結構良い感じに見えるかなと思います。
全長はG3A3のほうが若干長いですね。

想定64式小銃を考案するに当たっての本命、小銃カバーを被せてみました。
そもそも小銃カバーの存在で銃のディテールの多くを隠せるので、より64式小銃らしく誤魔化せるのではないか、と考えたのが事の始まりでした。

小銃カバーはG3A3の形状に合わせて、多少の加工を施しています。
全長の違いからそのままだと小銃カバーの先端のチャックが閉められない為、小銃カバー全体をG3A3のマズル先端に合わせて銃に合うように切った貼ったしています。

おかげで画像のように小銃カバー先端のチャックを閉める事が出来ます。
これでフィールドでもマズルキャップいらずで便利に使えます。

小銃カバーを銃の前方に合わせて被せた結果、ストック末端部分が露出する形になりました。
結果的にカバーを外さなくてもバッテリーの出し入れができるようになったのは怪我の功名とでも言いましょうか。

各部の詳細画像です。
小銃カバーのスリング開口部はそのままG3にも対応しました。

射撃使用時にはレシーバー・カバーは折りたたんでドットボタンで留めます。
裏地は迷彩柄ではない為、画像のような状態になります。

小銃カバー先端は射撃時以外はジッパーでカバーできます。


64式小銃のフロントサイトの露出する部分は、G3にも対応でき、フロントサイトが露出しています。

フロント側のスリングスイベルは形状が大きく異なる為、64式小銃カバーのスリットは使えませんが、隙間からスリングの取り付けが出来る為、問題なく運用できます。

小銃カバーの射撃状態です。
ジッパーを全開にして銃身を露出させます。

開いたカバーはドットボタンで固定します。

小銃カバーのストック側端面は、特に端末を縫製などせず、切り離しっぱなしです。
単純に面倒だったからなんですが、離れて見ればそれなりに誤魔化せる部分なのでコレで良し!

ストックからレシーバー後部にかけては小銃カバーをずらした関係もあって、何箇所か切り貼りしてフィット感を高めています。

新たに設けたベルクロ留め部分です。
これらの改造で、素の状態の小銃カバーよりはG3に合う形状になっています。

未使用時・保管時にはスコープを外し、小銃カバーで完全に覆っています。

レシーバー部分もぐるりとカバーでき、まさに「小銃カバー」した状態です。

カバーで覆う際には、スコープだけでなく、マガジンも外す必要があります。

マズル先端も完全カバーです。

レシーバー部分のカバーはドットボタン2箇所で留めます。

カバー使用時にも、スリングは外付け状態で使える為、肩がけで持ち運びでき便利です。

陸上自衛隊・旧迷彩装備に想定64式小銃を合わせてみました。

旧迷彩小銃カバーを被せているおかげで、結構装備品にも溶け込んでいるかと思います。
もちろん、64式小銃そのものには及びませんが、代用品としては及第点と言えるでしょう。

こうして擬装して構えてみると、G3A3にカバーを被せただけの想定64式小銃でも、なかなか見栄えが良くなるものです。

狙撃銃仕様として考えると、選択肢の限られる64式小銃に比べ、使い勝手の良いスコープを簡単に載せられる想定64式小銃もなかなか良いものです。

S&Tの64式小銃も、そのものずばり価値あるものですが、このG3A3は命中精度が高いので、狙撃用として手元に置いておきたい逸品です。
【商品紹介】
「Classic Army SAR Sportmatch M41 SG (G3A3) AEG」…現在流通しているのは、クラシック・アーミー製の電動ガンです。