アメリカ海兵隊 KA-BARナイフ・シース WW2 仕様 (海外製・複製品)

KA-BARナイフはアウトドア用あるいはコレクター向けに現在でも民生品が生産・販売されています。

昔ながらの作りで無骨なスタイルが再現されていますが、装飾として革鞘に「USMC」の刻印がされており、純粋な軍装考証的には蛇足で不満がありました。

 

 

そこで、第二次世界大戦当時のスタイルを再現した精巧複製品を入手してみました。

 

 

本品はアメリカ製の精巧複製品です。

 

 

こちらは現在生産されている民生品です。

 

 

民生品と複製品を比較してみます。

民生品は装飾としてUSMCのスタンプが押印されていますが、複製品では一切刻印がなくリアルです。

一方、比較は複製品が生成りの革であるのに対し、民生品では濃い茶色に仕上げられており、革の質感も硬めで全体に高級感があります。

 

 

裏から見てみると形状は殆ど同じなのがわかります。

複製品は生成りの為、まだ色味が白っぽいままです。

保革油による手入れと実用でこれから良い色に仕上げていきたい所です。

 

 

補強部分の比較です。

民生品が金属のドットで補強してあるのに対し、複製品では大戦当時の支給品の特徴である、ホッチキスで留めたような補強の仕方が再現されています。

 

 

実際にKA-BARナイフを収納してみました。

専用シースだけに、しっかりと収まります。

 

 

横から見たところです。

ベルトループには充分な広さがあり、ピストルベルトのみならず、カートリッジベルトにも通す事が出来ます。

 

 

表裏とも、装飾の類は一切無く、いかにも軍用品らしいです。

革には着色されていない為、保革油を塗り、良く陽に当てて色を濃くしてやりたいところです。

 

 

グリップを留めるボタンも民生品と大差ありません。

 

 

私の入手した個体はボタンが少々緩く、外れやすいのが気になります。

 

 

シースへは、大体画像の辺りまで挿入できます。

 

 

シースの先端には、足に固定する為の革紐を通す穴があります。

実際に使う事はまずありませんが、良く再現されていると思います。

 

 

ナイフ本体は現在も生産されている民生品で、基本的に第二次世界大戦以来の軍用品と同じ仕様で製造されています。

 

 

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