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中国人民解放軍の「78式軍服」です。
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「78式軍服」は「65式軍服」のバリエーションのひとつで、デザインはそのまま軍服の素材を綿から化繊に変更したものです。
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ただし、一般的には詳細な区別がされる事は少なく、中国本土でも、たいてい分類上は一緒くたに「65式軍服」として扱われています。
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この軍服は一般兵用の2ポケットタイプです。
ポケットは手帳1個納めるのがやっと程度の容量です。
なお、指揮官用軍服は4ポケットタイプで、隠しボタン式になっています。
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階級制度の無い時代の軍服なので、「65式軍服」同様に一切の装飾性を廃してあります。
「55式軍服」にはあったボタンの星章も省略されています。
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唯一、共産主義をあらわす赤色の襟章のみが装飾性を残しています。
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ズボンはストレートタイプでシンプルそのもの。
ポケットは2つあります。
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尻ポケットはありません。
ズボンの末端も、各国軍服のようなボタン止めや紐で締めるなどの構造は全くありません。
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ウエストにはベルトループがあります。
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御覧の通り、背面にはポケットが一切ありません。
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軍服の下着は、画像のようなごく普通の白色ワイシャツが着用されるのが基本です。
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「78式軍服」を着用した姿です。
冷戦当時の中国のイメージはまさにこの姿でした。
ベルトは人造皮製の「65式外腰帯」を締めています。
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戦闘服として着用する場合にも足回りは基本的にこのままで、必要に応じてゲートルを巻くことがある程度です。
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背中の裁断は特にマチや絞りなどのない、極めてシンプルな作りの服であることがわかります。