中越国境紛争に於ける中国人民解放軍 56式班用機関銃 射手 (1980年代)

1980年代に断続的に発生した「中越国境紛争」における、中国人民解放軍偵察部隊の軽機関銃手装備です。

 

 

1979年の「中越戦争」以降、中国とベトナムは国境付近での小競り合いが続いていました。

 

 

人民解放軍は国境に新型装備を送り込み、実戦における戦訓を積み重ねていました。

この装備はそういった時期に見られたもので、81式迷彩服やGK-80Aヘルメットは主に精鋭の偵察部隊で運用された物です。

 

 

背負っているのは「78式背嚢」です。

容量が大きく防水ゴムで内張された構造は実戦向きで、中身を空にして口をしっかり縛る事で渡河用の浮袋にもなりました。

 

 

分隊支援火器の「56式班用机槍(中国製RPD軽機関銃)」は、偵察部隊でも有力な自動火器として運用されました。

 

 

中越紛争の記録映像では、ガスマスクを携行する姿がしばしば見られます。

画像でたすき掛けにしているのは最も一般的に運用されていた「65式防毒面」です。

 

 

81式迷彩服は細部の異なるバリエーションが多数見られます。

実戦で使用した戦訓をもとに、どんどん改修されていったことが伺えます。

 

 

RPDは、AKベースのRPK軽機関銃と比べて各部の構造が大柄でガッチリした印象です。

 

 

RPKはAK用の各種マガジンが運用できますが、RPDは専用のドラムマガジンのみで汎用性では一歩劣る印象です。

 

 

RPD射手の装備も基本的には歩兵と同様ですが、手榴弾は2本と少なくなっており、規定上はチェストリグも身に着けていません。

ただし、中越紛争の記録映像ではチェストリグの着用や、画像のように拳銃を携行した姿が見られます。

 

 

バイポッドを用いた伏射姿勢は、軽機関銃の基本的な運用方法です。

銃のデザインも伏射を前提としているので構えやすく作られています。

 

 

56班の弾倉を携行する為の「56式班用机槍弾倉袋」です。

 

 

構造はソ連製マガジンポーチを、ほぼそのまま踏襲しており、使用感も大差ありません。

 

 

自衛用の「54式手槍(中国製トカレフTT-33)」で応戦する様子です。

人民解放軍の拳銃の配備状況は良くわからないところで、私が見た分隊編成では拳銃は記載されていない一方、実録映像では自動小銃と拳銃両方を携帯する兵士がいたりします。

 

 

1980年代中期以降の想定軍装なので、襟章に装飾性を加えた「85式軍服」および「85式帽徽」を取り付けた解放帽を着用しています。

 

 

81式迷彩服は取扱説明書では「81式双面擬装衣」と記載されており、前提として通常軍服の上から着用する2ピース・カバーオールとして作られています。

 

 

中越紛争では高温多湿の地域で洞窟陣地での戦いが多く、迷彩服単体で着用する姿が一般的です。

とはいえ山岳部なので時期によって温度が下がるので、本来の着用法、さらに防寒用にジャージを着こんでいる様子も見られます。

 

 

軽機関銃に加えチェストリグやゲートルを身に着け、ホルスターも提げると「よくばりセット」といった趣ですが、戦場でも類例が見られるので存分にヒストリカルサバゲーをエンジョイしております。

 

 

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