レミントンM870ショットガン・ウッドストックタイプ (東京マルイ製・ガスショットガン)

東京マルイ製ガスショットガン「レミントンM870」です。

 

 

レミントンM870はショットガンの代表格とも言える超メジャーどころですが、長らくトイガン化に恵まれていなかった印象です。

 

 

古くはマルゼンのカート式ガスガンがありましたが、実用性を云々する類のトイガンではありませんでしたし、一番に期待していた東京マルイのエアコッキングショットガンでもラインナップされることはありませんでした。

 

 

中華トイガンの市場流通が当たり前になった昨今、レミントンM870もエアコッキングガンがいくつか発売されていますが、いずれも単発式であり、あくまで「ポンプアクションできるエアコッキングガン」でありました。

 

 

そこで2016年に満を持して発売された複数発同時発射のレミントンM870、若干遅すぎるきらいもありますがスルーできるはずもなく、喜んで購入致しました。

 

 

箱は近年のマルイスタンダードである、厚紙を多用した構成です。

付属品としてマズルキャップや試射用BB弾小袋が入っているのもお馴染みですね。

 

 

他には取り外し式のガスタンクと、ショットシェル型マガジン1個が入っています。

 

 

箱への銃の梱包は、ベルクロを使ったしっかりしたもので、輸送時に箱が傾いたり逆さになったりした際にも保持できるよう工夫されています。

 

 

付属の取り扱い説明書は、先発のM870タクティカルの物と、補足する形で冊子が追加されています。

東京マルイに限らず、昨今のバリエーションモデルではよく行われる仕様です。

 

 

レミントンM870の外形です。

このシンプルな機能美、長いバレルと木製ストック&ハンドガードの姿こそ、まさに「ショットガン」と言えます。

 

 

バレルやストックを切り詰めたソウドオフモデルも実戦的でよい物ですが、ノーマルモデルの全長の長さがショットガンらしさに溢れており、ひとつは手元に置いておきたいものです。

 

 

排莢部はシルバーで、フレームとの色の違いが綺麗です。

レミントンM870は民間向けのショットガンなので、武骨一辺倒の軍用銃との違いがみられるのも面白いです。

 

 

排莢部の中には、散弾の発射弾数切り替えレバーがあります。

 

 

この銃はインナーバレルが3本あり、レバー切り替えによって3発同時発射と6発同時発射を選択できます。

この状態で3発同時発射モードです。

 

 

この状態で6発同時発射モードです。

私は、射程・命中重視は3発、弾幕制圧・見た目の派手さ&爽快感重視は6発で使い分けています。

なお、見た目にわかりやすいように、数字の刻印部にホワイトをスミ入れしています。

 

 

ストックは木目風塗装された樹脂製です。

色味が工夫されており、かなりリアルな出来だと思います。

 

 

実銃を思わせる、幅の薄いほっそりしたストックは見た目にも美しく、グリップ感も良好です。

 

 

バットストックはラバー製です。

 

 

バットストックの両サイドを押しながら引っ張ると取り外す事が出来ます。

 

 

ストック内にガスタンクが入っています。

このガスタンクは着脱式で、予備のガスタンクを入手すれば、ガス切れ時の迅速な再装填も可能です。

まぁ、そうそうガス切れになるほどの連射は(物理的に)することはありませんが。

 

 

ボタンを押すとガスタンクが取り出せます。

タンクにガスが残った状態だと、ガスが噴き出す力も加わり、取り外しやすいです。

 

 

取り外し可能なガスタンクは、保管時には外しておいたほうがよさそうです。

私はガスを使いきったまま放置していたところ、次に使うときに取り出すのにえらく苦労しました。

 

 

ストック内部のガスバイパスの様子です。

 

 

取り外し式ガスタンクは、予備を複数持てるだけでなく、ガスガンのマガジンのように暖める事もできるので良い設計だと思います。

 

 

3本のインナーバレルを納めているアウターバレルは迫力満点です。

 

 

大口径マズルに対応するキャップも大型の専用設計の物が付属しています。

 

 

フロントサイトは金属製の球状の突起で、銃を構えた際にすぐに標的に銃口を向けられるように目立つ作りになっています。

 

 

リアサイトにあたる部分は凹みがあるのみで、正確な照準ははじめから考慮されておらず、おおまかな見当をつけるための物です。

 

 

ハンドガードはストックと同じく木目風塗装の樹脂製です。

東京マルイ製品は量産品の品質の均一化を重視しているのか、かたくなに木製部品を使おうとしません。

こだわる向きには社外製の木製ストックを使用する選択肢もあります。

 

 

ガス式の利点として、ポンプアクション動作が軽いという点が挙げられます。

やろうと思えば、映画のように片手で振ってコッキングも簡単に出来る軽さです。

 

 

レシーバーは金属製で、ひんやりした質感が良い感じです。

 

 

トリガーのすぐ近くにある丸いボタンはセフティです。

 

 

トリガーガード前方のレバーを押すと、レシーバー下部の蓋が開放され、ショットシェル型マガジンを装填出来ます。

 

 

装填は簡単で、ショットシェル1発を押し込むと、自然とロックがかかり装填完了です。

蓋は単なるカバーなので、サバゲーフィールドではカバーを撤去して使用しているショットガンナーの方が多数おられます。

 

 

空の給弾口はこのようになっています。

 

 

ショットシェルを装填、蓋を閉じた状態です。

 

 

マガジンはエアコッキングショットガンシリーズと共通のショットシェル型の物です。

本銃には1個付属しています。

 

 

ショットシェル型マガジンの装弾数は30発です。

設計が優れているので、サイズのわりに大容量な印象です。

 

 

一回の発砲で最低3発、最大6発の発射になるので、最大設定で撃つと5回程度の射撃でショットシェルの再装填が必要です。

予備のショットシェルマガジンの購入は必須ですね。

 

 

ショットガンナーと言えば個人的にはベトナム戦争装備でやってみたかったので、“サーチ・アンド・デストロイ”よろしくサバイバルゲームに投入してみました。

 

 

ショットシェルはクレイモアバッグに放り込んでいます。

これがなかなか便利で、二つのポケットを使い分けてダンプポーチとしても使い勝手が良いです。

 

 

散弾射撃は接敵距離が近い場合、有効な反面、距離があるとフルオートで制圧されてしまうのが難点ですね。

予想はしていましたが…。

 

 

敵の痕跡を調べつつ密林へと進んでいく様子です。

ベトナム装備にショットガンは、サマになりますね。

 

 

ガスショットガンはポンプアクションが軽く、軽快に連射できるので非常に楽しいです。

 

 

結果、弾切れも早く、ショットシェル型マガジンの再装填動作に手間取る携行はあります。

特に戦闘中でテンパっている時は非常に焦りますが、こればっかりは、馴れるしかありませんね。

 

 


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