陸上自衛隊で現在も使用されている「89式小銃用弾入れ」です。
現品はPX品(民生品)になります。
89式小銃用弾入れには1本収納用と2本収納用、更に一般的な30連弾倉用に加え、機甲科や空挺部隊で使われている20連弾倉用があります。
画像の物は30連弾倉・1本用です。
外見デザインは「64式小銃用弾のう」からほとんど変わっていません。
大きな違いは装備の装着機構で、米軍のスライドキーパー式を採用しています。
開発された時期を考えるとあまりに古すぎる気もしますが、それだけ以前の装備が使い易かったか、もしくは特に何の考慮もなくデザインを継承したのか、恐らくは後者のような気がします…。
1本用弾入れを真上から見たところです。
弾入れの厚みの薄さが良く分ります。
1本用弾入れを真下から見たところです。
底に水抜き穴が1箇所設けてあります。
弾入れの蓋を開けたところです。
中には「M16A1」の弾倉(実物放出品)を入れてみました。
弾入れの内側は防水ビニール質素材で出来ており、背の部分には補強用の板が仕込んであります。
画像でわかるように、本品は中国製です。
こちらは30連弾倉・2本用です。
側面から見ると、1本用と厚みが全然違うのがわかります。
こちらの弾入れも、装備方法はスライドキーパー式です。
弾入れを真上から見た所です。
弾入れを真下から見た所です。
やはり水抜き穴が1箇所設けてあります。
蓋を開けた状態です。
M16用30連弾倉を2本収納してみましたが、ぴったりおさまります。
深さ的に、電動ガン用マガジンを収納する際には上げ底したほうが使いやすいと感じました。
内部も1本用と同じ仕様です。
この弾入れも中国製ですが、中国製の自衛隊装備品は価格が安い分、生地が薄手で柔らかく、縫製はまあまあといった印象です。
こちらの弾入れも、ポーチ内部に中国製を示すタグが付いています。
中国製の一番目立つ特徴がスライドキーパー部分で、量産品の黒染めスライドキーパーはテンションが弱めで、キーパーの縫い付け部分の生地が薄く、端の部分を別の布で補強してあります。
サバイバルゲーム程度の使用なら問題ないと思いますが、実際の訓練や演習では千切れてしまいそうな造りです。
【商品紹介】
流通のタイミングでしょうか、現在30連タイプのポーチが品薄のようです。
「東京マルイ No.8 89式 5.56mm小銃 折曲銃床型 18歳以上 ガスブローバックマシンガン」…20連マガジンを使用する折曲銃床型のブローバックガスガンです。
「陸自迷彩89式マガジンポーチ [ショートマガジン] 1本用」…エスアンドグラフ製の、20連マガジン1本収納タイプです。
「陸自迷彩89式マガジンポーチ [ショートマガジン] 2本用」…エスアンドグラフ製の、20連マガジン2本収納タイプです。