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この64式小銃銃剣レプリカは、TOP製電動ガン64式小銃を所持していた頃、装備に合わせる為に購入した、すてんがん工廠製のガレージキットです。
購入したのは組み立てキットでしたが、完成品も発売されていました。
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素材は、本体は恐らくレジンキャスト、金属部分はホワイトメタル製のようです。
どちらもガレージキットではポピュラーな素材です。
ホワイトメタルは、カッターでバリが容易に取れる程度のやわらかい金属なので、あまり過酷な使用には耐えません。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/05/64式小銃銃剣_01.jpg)
製品は、鞘と銃剣本体がそれぞれ別売りです。(結構な出費になりました…)
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鞘本体がレジン製のモナカ構造で、エポキシ系接着剤もしくは瞬間接着剤で組み立てます。
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各部を塗装し、パラシュートコードを鞘の紐通しに結わえ付けました。
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ABS樹脂ほどの強度は期待できませんが、余程無茶な扱いをしない限り壊れる事は無いと思います。
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戦後の銃剣としては珍しい長さですが、これは自衛隊内の「銃剣無用派」と「銃剣擁護派」の論争の末、日本軍の三十年式銃剣と米軍のM1ガーランド用銃剣の中間位の長さにする事にした為だそうです。
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刀身は割と柔らかめのレジン樹脂製なので、指でねじったりすると画像のような感じになります。
しかも刀身が長い為に、放っておいても時間経過と共に徐々に曲がり癖がついてしまうのがちょっと残念。
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![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_07.jpg)
着剣装置は実物と同じように作動しますが、ホワイトメタル素材のためロック機構は甘いです。(実物同様、銃剣止めが役に立ちそうな予感…)
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[正規の銃剣吊り下げ位置]
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[訓練時の銃剣吊り下げ位置]
銃剣を提げる位置は、左腰が正規の位置になりますが、この位置だと、匍匐前進の際に邪魔になる為、通常訓練時には右腰に提げるのが一般的です。
あと、すてんがん工廠製特有のデメリットとしては、重量バランスのせいで鞘が上を向きがちです。
銃剣本体と鞘をつなぐストッパー機構が付いているものの、前述のようにホワイトメタル製なのが災いして、いともたやすく磨耗してしまいます。(銃剣本体を何度鞘から落としたことか…orz)
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銃剣鞘のストラップは、金具を介して柔軟に動くように出来ています。
恐らく、車輌搭乗の際に邪魔にならないようにとの工夫かと思われます。(この手の工夫は、機械化が進んだ昭和の日本陸軍にも見られます)
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その為、弾帯に吊り下げた際に腰で銃剣がブラブラするので、自衛隊員の中には規定とは異なり弾帯の上段のハトメに引っ掛けて提げている隊員も見られます。
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自衛隊ならではのアイテムとして「銃剣止め」があります。
「銃剣止め」とは、訓練中に銃剣を紛失するのを防ぐ為に、銃剣本体と弾帯を連結しておく紐の事です。
銃剣止めは、画像のような手順で装着します。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_13.jpg)
①まず銃剣リング(小銃の銃身を通す穴の部分)にナス環を引っ掛けます。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_14.jpg)
②次に銃剣止めの紐部分を、弾帯の裏にくぐらせます。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_15.jpg)
③最後に、銃剣止め金具を銃剣の着剣装置に差し込みます。
こうしておけば、銃剣が鞘から抜けかけても、弾帯を通した紐で脱落を防止できるわけです。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_16.jpg)
実際の自衛隊では、銃や装備品へ、脱落防止の為にビニールテープを巻く事が行われていますが、銃剣も例外では無く、鞘の接合部等にテーピングがされていますので、それを再現してみました。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/05/64式小銃銃剣_16a.jpg)
ちなみにビニールテープを巻いたまま放っておくと、べたべたに溶着して剥がせなくなるので注意が必要です。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/09/64式小銃銃剣_17.jpg)
さすがに長い銃剣は、着剣時の見栄えはかなり勇ましいです。
銃剣格闘なら負ける気がしませんね。(近付けるかどうかは別)
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