北ベトナム軍 AK用マガジンポーチ・3本収納タイプ (ベトナム製・複製品)

北ベトナム軍がベトナム戦争で使用したAK用マガジンポーチです。

このアイテムはベトナム製の複製品です。

 

 

ベトナムでは観光客向けのお土産品として、ベトナム戦争時代の軍装品のレプリカが製造・販売されているようで、この製品もその一つです。

 

 

ベトナム戦争で使用された北ベトナム軍のAK用マガジンポーチは、国産品だけでなく友好国からの多数の武器援助があり、その種類は多岐に渡ります。

 

 

このマガジンポーチのデザインは、ソ連軍のAK用マガジンポーチが参考にされているようです。

戦時中、北ベトナム支援物資として製造されたソ連製装備(ソ連軍装備にないデザインの、輸出専用品)も存在しているそうなので、もしかすると実物はソ連製だったのかもしれません。

 

 

マガジン収納部は3か所あり、真ん中のポーチには長い紐が縫い付けられています。

これはマガジンを引っ張り出すための物と思われます。

 

 

マガジン収納部内の様子です。

ベトナム製の生地は若干柔らかすぎる傾向があります。

 

 

引っ張りストラップの様子です。

結構、ごちゃごちゃして持て余す部分です。

 

 

現代の複製品という事もあり、縫製も妥当な作りです。

 

 

オイラー入れポーチの様子です。

 

 

クリーニングツール入れです。

留め具は全て木製トグルボタン式です。

 

 

マガジンポーチ背面の様子です。

ベルトループで固定し、ショルダーストラップで重量負担を分散するスタイルです。

 

 

ショルダーストラップは重ねた綿布を縫い合わせた板紐状になっています。

 

 

サイズ調節金具の様子です。

入手時点で既に赤錆が発生していました。

保存状態からくるベトナムクオリティか、あえての古風仕上げなのか、判断に迷う部分です。

 

 

ショルダーストラップはしっかり縫い付けられています。

上下に間を開けて縫い付けることで、ベルトループも兼用する、効率の良いデザインです。

 

 

ベルトループに弾帯を通してみましたが、余裕を持って扱えます。

実弾入りマガジンを3本と付属品を収納したマガジンポーチを想定すると、縫い目がほどけたら一発で終わるなと思わせる作りですが、気にしてはいけません…。

 

 

マガジンポーチに装備品を収納した状態です。

 

 

背面の状態です。

 

 

トグルボタンの状態です。

生地が柔らかいため、ボタンを留めた状態でも、逆さにしたり底部を押し上げるような扱いをすると、中身が飛び出して来る感じがします。

 

 

一番上の蓋を開けると、3本のマガジンが取り出せるようになります。

 

 

マガジンの収納状態です。

 

 

中央のマガジンにはポーチ内部でストラップ紐を取りまわしてあります。

 

 

ストラップ紐を引っ張ると、マガジンがせり出してきます。

 

 

マガジンの出てくる様子です。

 

 

このように、うまい具合にマガジンを取り出せる…かというとそうでもなく、ストラップ紐は存在意義がよくわからないです。

無くても取り出せますし、むしろ邪魔なだけだし…。

 

 

オイラー収納ポーチです。

 

 

画像では、金属製のソ連製油缶を収納しています。

 

 

AKに付属するクリーニングキットを収納するポーチです。

主に、銃側に収納スペースのない折り畳みストックのAKS-47の為に設けられたポケットと思われます。

 

 

画像のように、余裕をもって収納出来ます。

逆に言えば、すり抜けて脱落してしまう恐れもあります。

 

 

収納品一覧です。

構成はソ連軍マガジンポーチに準じたものとわかります。

 

 

ベトナム戦争当時の北ベトナム軍装備の一例です。

 

 

「ソ連型マガジンポーチ」と「メディカルポーチ」、2本入りの「手榴弾ポーチ」にカバー入りの「水筒」を装備ベルトで身に着けています。

 

 

ベトナム戦争全般で多用された「ブッシュハット」と、戦利品の米軍パラシュート布地を利用した「スカーフ」の組み合わせです。

手にした銃はソ連からの供与品である「AK-47」です。

 

 

着用しているのは「K58軍服」です。

サムズミリタリ屋製のレプリカで、余裕のある作りなので細身のベトナム製と比べるとシルエットはダブつき気味ですが、実用性は高いです。

 

 

装備ベルトはベトナム戦争中期頃からよく見られるようになったピストルベルト型の物です。

 

 

北ベトナム軍の装備品は、基本的にベルトループで装備ベルトに通して携行するスタイルです。

そのため、画像のように重量分散の為にショルダーストラップの付いた装備品も少なくありません。

 

 

AK-47の立射姿勢です。

使用しているのは東京マルイ製次世代電動ガン「AK-47 Ⅲ型」で、実射性能はさすがのマルイクオリティ、サバゲーツールとしては最高のAKだと思います。

 

 

実際に同装備にノーマルマガジン3本を携行してゲームに参加した感想は、「マガジンポーチ使いにくい」

マガジンポーチ部分と小型ポーチ部分がごちゃごちゃしてしまい、マガジンを抜き出すにも、収納するにも手間取る事が多々ありました。こういう不便さも、使ってみなければわからない点で、ヒストリカル系装備は「だからこそ面白い」のです!

 

 

↑ベトナム人民軍側の記述のある、ベトナム戦争関連の資料本です。

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