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アメリカ陸軍がベトナム戦争で使用していた「M1951エントレンチングツール」です。
画像の物は実物中古放出品です。
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この携帯ショベルは、第二次世界大戦中に採用された「M1943エントレンチングツール」の後継で、基本形状はあまり変化ありませんが、ツルハシ機能が追加されています。
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ショベルと柄は折り畳み式で、画像のパーツを所定の角度で締め込み固定することで、ショベルとしても、クワとしても、ツルハシとしても使える万能型です。
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柄は木製で、先端には紐を通せる穴があけてあります。
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ショベル先端は丸みを帯びた形状です。
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ブレードには刻印があり、1965年製とわかります。
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ショベルを折り畳んだ状態です。
携行時にはこの状態でケースに収納します。
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折り畳んだショベル先端部です。
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エントレンチングツール・ケースはショベルの形状変化に伴い、各種の改修が加えられています。
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内部は革で補強されています。
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収納は結構タイトで、力いっぱい突っ込まないと蓋のドットボタンが留められません。
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旧型のM1943と比べると、ツルハシ追加分の収納容積追加に加え、装着方法をスライドキーパー式に変更した他、銃剣取り付け用鳩目が追加されています。
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「M7バヨネット&M8スカバード」を装備した状態です。
規定ではこの状態でピストルベルトに装着し、腰に装備する事になっていましたが、ショベルの重量が腰への負担となり、実際に装備してみると、かなり辛い物があります。
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塹壕堀り風に撮ってみました。
装備は1965年のベトナム派兵当時のOG107ユーティリティと白色Tシャツの組み合わせです。
後の三つ折タイプ・ショベルと比べると柄が長く重量がある分、こちらのほうが実用性は高いです。