陸上自衛隊で現在も使用されている、「00式防護マスクケース」です。
画像の物は自衛隊グッズ専門ショップ「PXサイトー」さんで製造販売されている精巧複製品です。
00式防護マスクは、旧型の「防護マスク4形」をベースに改良を加えたもので、外見は良く似ています。
このケースは従来のOD日ビニロン製にかえて、2型迷彩になっており、より実戦的に迷彩効果が高められています。
外見は基本的に「防護マスク2形」以来のショルダーバック形式で変更はありません。
側面から見ると、ガスマスク収容部の膨らみ方と蓋の閉じ具合がよくわかります。
蓋には「00式個人用防護装備 防護マスク M」のマーキングがあります。
00式個人用防護装備とは、防護マスクを含むマスク用フード、全身スーツ、除染スプレー等の対ガス装備一式を示す名称で、従来の85式防護マスク4形および88式防護衣の後継として2000年に採用されました。
肩のストラップはコットンもしくはビニロン混紡製で、幅広で頑丈に出来ています。
腰のストラップは細身で、装備時には腰に回してケースを身体に固定します。
防護マスクは迷彩柄となった事で、迷彩服との色味の差が無くなり、迷彩効果がずいぶん向上したと思われます。
なお、現用のケースでは蓋のスナップボタンが横長のベルクロに変更されている他、肩と腰に回すストラップも迷彩柄に変更されています。
蓋を開けたところです。
私は、サバイバルゲームでは実用性のない防護マスクケースを活用すべく、簡易ダンプポーチとして改造を試みました。
防護マスクケースの蓋の内側に見えるベルクロがその一部で、収容部分をおおうようにチャック式の内蓋を取り付けられるように改造してみました。
画像が内蓋をベルクロ留めした状態です。
通常時はこの状態で蓋を閉じておきます。
そしてダンプポーチとして使用する際には蓋を開け、内蓋のチャックを開放して、中に使用済みマガジン等を放り込めるようにしてみました。
実際にサバイバルゲームに投入した感想としては、あまり使い易いとはいい難く、点数を付けるなら40点程度に出来だったかな、と思います。
陸上自衛隊現用装備なら、素直に私物のダンプポーチを使ったほうが良いようです。