![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_01.jpg)
陸上自衛隊の「旧型弾帯」です。
本品は駐屯地売店で販売されていた、いわゆるPX品です。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_02.jpg)
外見はアメリカ陸軍の「M1936ピストルベルト」を参考にしているようで、よく似ています。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_03.jpg)
素材はビニロン・コットン混紡製のようで、ナイロン製の「91式弾帯」が採用されるまで、大体1960年代~1990年代辺りまで使用されていたようです。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_04.jpg)
弾帯は厚みが薄手で柔らかく、個人的にはナイロン製弾帯よりも使い易いです。
サイズ調節は片側1箇所のみで、構造的にも米軍の物をほぼそのまま模倣した物となっています。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_05.jpg)
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_06.jpg)
過酷な使用に耐えるよう、縫製はしっかりしています。
M1936ピストルベルトとの最大の違いは、ピストルマガジンポーチ装着用ドットボタンが無い点です。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/旧型弾帯_07.jpg)
バックルの形状も米軍の物に酷似しています。
ビニロン製装備全般に言えることですが、使い込んでいくうちに金属金具の黒染めが剥がれていき、中古放出品ではぴかぴかのシルバーになっているか、錆で赤茶色になっている物がほとんどです。