陸上自衛隊で1970年代から1990年代に使用されていた、「迷彩作業帽」です。
画像の物はいわゆるPX品(駐屯地売店やサープラスショップで販売されている民生品)です。
デザインは「65式作業帽(OD作業帽)」と全く同じで、迷彩作業服に合わせる為、旧迷彩柄の布地で縫製されています。
話に聞く限りでは、旧迷彩柄の作業帽は官品としては支給されておらず、自衛隊員各自でPX品を自費購入していたそうです。
この旧迷彩柄の作業帽は流通在庫のみと言う事もあって、最近は入手困難なようです。
内側は旧迷彩の基本色の灰緑色単色です。
ピアノ線を別途購入し、帽子の内側に仕込んであるので、天頂部も綺麗な円形を保持しています。
実際に着帽してみると、かっちりとした被り心地で身が引き締まります。
綺麗な円筒形に形を整えて着帽するのが“自衛隊らしさ”を演出するコツですね。
米軍の帽子と違い、自衛隊の作業帽には旧日本軍の略帽ようにサイズ調整用の紐が付いています。
【商品紹介】
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