陸上自衛隊でかつて使用していた装備サスペンダー、通称「吊りバンド」です。
画像の物は、以前駐屯地売店で購入した、いわゆるPX品になります。
現在運用されている2型迷彩装備より以前に使用されていたODビニロン製装備のひとつで、採用年は不明ですが、少なくとも1970年代には普及していたようです。
吊りバンドの形状はX型で、肩口の吊り下げフック金具等、各部のデザインに第二次世界大戦~1950年代辺りまでのアメリカ軍用サスペンダーの影響が見て取れます。
吊りバンドは身体前方と後方の合計4箇所をサイズ調節し、弾帯へは茄子環で連結する仕様です。
左右の吊りバンドは背中側で連結してあり、アメリカ海兵隊のストレートサスペンダーのように位置がずれる事がなく使いやすいです。
茄子環の形状はオーソドックスな物で、フック部分は細身で弾帯への装着はし易いほうです。
吊りバンドの裏には名札が縫い付けられています。
PX品なので、官品のように製造メーカーや製造年等の詳細情報は省かれています。
【商品紹介】
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「自衛隊 旧型吊りバンド」…今や希少なPX品です。