陸上自衛隊のOD作業帽です。
画像の物はいわゆるPX品(駐屯地売店やサープラスショップで販売されている民生品)です。
陸上自衛隊の作業帽は、第二次世界大戦当時のアメリカ陸軍のフィールドキャップのコピー生産から始まりました。
1950年代の陸上自衛隊では、M1943フィールドジャケットに似た国産作業服と共に使用されましたが、やがて折り目の付かない円筒形の作業帽が採用されます。
通称「丸天帽」とも呼ばれる独特の形状は、アメリカ陸軍が朝鮮戦争で使用していた「ブロックキャップ」を参考にした物と思われます。(ブロックキャップは米軍の制式品ではありませんでしたが、PXで購入できた為、外見の格好良さを好む兵士に愛用されました)
帽子のハチマキ部分の内側はメッシュ素材で内張りがしてあり、汗対策と思われます。
綺麗な円筒形を維持するため、円形の周囲にはピアノ線を挟みこむ為の折り返しが設けてあります。
米軍の帽子と違い、作業帽には旧日本軍の略帽ようにサイズ調整用の紐が付いています。
【商品紹介】
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「陸上自衛隊 65式作業帽 OD色 M」…生産終了してずいぶん経つので、今や希少なOD作業帽です。
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「OD戦闘帽と帽章 PX品」…帽章付きです。
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「PX品 自衛隊 作業帽用ピアノ線 白」…作業帽のフチにはめ込んで、きれいな円筒を形作るためのアイテムです。