中国人民解放軍で使われている、銃の手入れ用ガンオイルの容器「油壺」です。
人民解放軍および人民武警では、金属製や樹脂製の様々なタイプのオイラー缶が使われています。
金属製のオイラーです。
購入時は工業グリースまみれで落とすのに苦労しましたが、その分保存状態は良好で、中古品ですが機密も充分取れており実用可能です。
オイラーをポーチに収納してみました。
ポーチは「56式班用機槍 (中国製RPD)」のドラムマガジンポーチです。
縦長の付属品ポーチに、綺麗に収まります。
こちらは樹脂製のオイラーです。
人民解放軍のみならず、旧ソ連軍等の東側各国軍でも、比較的早い時期に樹脂製のオイラーが使われ始めていたようです。
樹脂製オイラーはAKシリーズ用の四角いタイプを良く見かけます。
画像の物は長方形で、前述の金属製の後継と思われますが、「☆八一」のデザインがモールドされているのが解放軍らしさを感じさせます。
こちらも樹脂製ですが、若干透明感のある乳白色の成形色で、形状も丸型です。
古いタイプのAK用オイラーが、丸型の金属製ですので、その樹脂化タイプと思えます。
画像ではわかりづらいですが、両側面にはそれぞれ刻印があり、「軍用」「小銃・短機関銃・油壺」と読めます。
こちらは、上記の物を購入した後、新たに入手した物で、軍緑色の樹脂製で、丸型です。
形状やサイズは、前述の丸型油壺とよく似ています。
他の物と同様、樹脂の柔軟性で気密を保持する、蓋の作りです。
東欧のPPShサブマシンガン用オイラー缶と並べてみました。
PPShオイラーは、サイズ・形状ともAK用オイラーとほぼ同型です。
両面に尖り星がモールドされており、他の共産圏とは異なる中華なデザインが素敵です。
オイラーの大きさは画像のような感じになります。
サブマシンガン用チェストリグの付属品ポーチに、オイラーを収納してみました。
サイズ的に、56式チェストリグにも収納出来そうです。