陸上自衛隊の装備に合わせて、冬でも使えるサイドアームとしてエアコッキング式ハンドガンを調達してみました。
自衛隊装備用のサイドアームとなると、SIG P220が理想なのですが、現在生産されているエアコッキング式のP220は無いようで、代用品として形状の似ているSⅡS製エアコッキングガン「SIG P226」を購入してみました。
外観は、エッジがしっかり立っていて、カッチリとした印象で好感が持てます。
グリップは旧型のチェッカリングタイプで、東京マルイのガスブローバックと比べると、結構印象が異なります。
刻印の端が少し浮き上がっているのが、打刻の雰囲気があって良いですね。
マガジンの装弾数は12発、予備マガジンが1本付属しています。
付属品が多いと、お買い得感がありますね。
給弾部分にリップがあるので、予備マガジンの携行にも問題ありません。
マガジン自体の形状は、だいぶアレンジされていて、割り箸タイプよりはマシ、という程度。
あまりリアルとは言えませんね。
ハンマーはスライドに連動しており、コッキング時には画像のように可動します。
最近のトイガンの標準的な仕様です。
実銃と違い、デコッキングレバー部分にセーフティ機能があります。
画像の状態がセーフティの掛かった状態です。
デコッキングレバーにセーフティ機能を持たせるアレンジは、他のメーカーの商品でもよく見られる仕様です。
テイクダウンレバーを引き抜くと、画像のようにスライドとフレームを簡単に分離できます。(分解方法は、説明書には一切記載されていません)
かつての東京マルイ製¥1,900シリーズの印象の強い私などは、この機能に気づいた時は、素直に「凄い!」と感心しました。
初速は60m/s程度、エアコッキング廉価版として必要充分な標準的パワーです。
SⅡS製「SIG P226」は、グリップ形状がチェッカリングタイプで、東京マルイ製ブローバックガスガン「SIG P226 RAIL」のシボ加工と比べると、握り心地も結構違います。
フレームの造りや操作感など、廉価なエアコッキングとしてはレベルは高いと思います。
比較対象になるであろう、東京マルイの現行の製品と比べても、遜色ない満足感が得られそうです。
ただ一点、実射性能を除けば…。
この銃、HOP UPシステムが付いていると書かれている割には、飛距離が短かすぎるようです。
説明書では0.2g弾が推奨されていますが、全然飛距離が稼げないので、試しに0.12g弾を使ってみました。
結果、ようやく見られるレベルの飛距離を稼げるようになりましたが、代わりに弾道が不安定に…。
素性はいいと思うので、スキルのある人が手を加えれば、化ける素質はありそうです。(そこまでやる価値を見出せるなら、ですが…)
【商品紹介】
エスツーエス製P226は流通在庫のみのようで、ほとんど目にする機会がなくなりました。
「[KWC] SIG シグ P226 エアコッキング 日本銃刀法適合商品」…現在流通しているエアコッキングP226は、この台湾KWC製品のみ、のようです。