L96“スタイル”の廉価版 ~ TYPE96 シニア (クラウン製・エアコッキング)

今回紹介するトイガンは、クラウン製エアコッキングライフル「TYPE96シニア(フルセット)」です。

 

 

以前から、メーカーのHPやネット動画紹介などで命中精度の高さ&価格の安さが気になっていたので、今回購入してみました。

 

 

TYPE96は、イギリス軍の「L96A1 狙撃銃」をモデルとしたクラウン・オリジナルデザインのトイガンで、10歳以上用の「ジュニア」、18歳以上用の「シニア」、更にはライフルスコープの付属する「スコープセット」から、ライフルスコープ・バイポッド付きの「フルセット」まで、様々なパッケージで販売されています。

 

 

機関部は数ある「スーパー9プロ」のクローン達のひとつである同社製「スーパーライフルU10シニア」を踏襲し、ストックをL96タイプにしてある為、実射性能も同程度と思われます。

 

 

今回購入したのはフルセット版なので、ライフルスコープとバイポッドが付属しており、箱出しで狙撃銃として完成させられるのがポイントです。

 

 

付属のスコープは4倍率固定で、サバイバルゲーム用としては必要十分な性能でしょう。

 

 

バイポッドはハリスタイプの物が付属しています。

 

 

バイポッドは画像のように、二段階に伸縮できます。

段階ごとにロックも掛かる、しっかりしたつくりです。

 

 

TYPE96シニアを組み上げた状態です。

フルセットというのはなかなかにワクワクします。

 

 

ストックはブラックで全体にプラの質感が目立ちますが、その分軽量でサバゲー向きと感じます。

 

 

ストック形状はL96を参考にしていますが、実銃を忠実に再現した物ではなくトイガン特有のアレンジがなされています。

 

 

HOP UPシステムは調整可能なダイヤル式で、外部露出タイプ。

調整はしやすい反面、クリック感が全くないためちょっとでも触れるとダイヤルがずれてしまいます。

ここは残念ポイントですね。

なおホワイトは目印になるよう、自分で塗りました。

 

 

BB弾はマガジン装填式で、着脱式のマガジンは装弾数32発。

ボルトアクショントイガンは数あれど、装弾数の多さはかなり有利です。

 

 

給弾口付近はこのようになっています。

マガジンは出っ張らず、きれいに収まります。

 

 

マガジンリリースレバーは比較的操作しやすいです。

装填時の角度によってはカチッと入りずらく、ゲーム中に焦っている時などは手間取る事がありましたが、馴れれば問題ないでしょう。

 

 

こちらは別売りの32連スペアマガジンです。

発売当初は予備マガジンは別売りされていなかったようですが、私が購入した際には流通しており、1個購入しておきました。

 

 

レシーバー周辺はこんな感じ。

機関部はシンプルで、U10とほとんど変わらない印象です。

 

 

安全装置はボルト側面にあります。

画像はセフティOFF、発射可能状態です。

 

 

こちらはセフティON、安全状態。

判りやすいように、SとFの刻印は塗装しました。

 

 

ボルト操作の様子。

引きは重すぎず、ストロークも程々。

VSR-10と比べると少々頼りない感じですが、ボルトハンドルの形状は個人的にこちらのほうが好印象です。

 

 

もともとカート式とマガジン式の選択式だったスーパー9をベースとした機関部のためか、ボルト操作にあわせて排莢口が開口します。

 

 

スリングスイベルは金属製で、フロント側両側面にあり、汎用性も高いです。

穴あきスイベルタイプなので、スリングベルトはフック式を選ぶか、パラコードで結ぶ等の工夫が必要です。

 

 

リアスリングスイベルも同様に両側面にあります。

 

 

バットストック部分はゴム質でクッション性も考慮されています。

 

 

今回、このトイガンを購入した目的、それは中国人民解放軍の現用装備である「CS/LR4狙撃歩槍(狙撃銃)」の代用品としてです。

「CS/LR4狙撃歩槍」は人民解放軍の新型狙撃銃で、従来の「88式狙撃歩槍(ブルパップ式自動狙撃銃)」の後継となる狙撃銃です。

特徴は「88式」の5.8㎜ではなく、人民解放軍では珍しい7.62㎜NATO弾を採用した点で、世界標準の長射程・高威力を重視した設計となっています。

また、「85式狙撃歩槍(中国製SVDドラグノフ狙撃銃)」以来の自動小銃ではなく、ボルトアクションを採用し、より精密射撃に特化した銃になっています。

 

 

実銃の画像です。

外見はぶっちゃけ全然違いますが、“想定CS/LR4”として運用することにしました。

 

 

というわけで、装備は人民解放軍陸軍の「07式林地迷彩服」に合わせてみました。

 

 

着用している「06式通用単兵携行具」には予備マガジン入れとして「88式狙撃歩槍用弾倉袋」のみ取り付けてあります。

編上靴の靴紐だらりが指摘されそうですが、人民解放軍では靴紐の端末処理は統制されていないようで、映像資料にならってあえての結びっぱなしです。

 

 

付属のバイポッドのおかげで伏撃ち姿勢もバッチリ決まります。

 

 

まぁ、サバイバルゲームでは視点が低くなりすぎて使いどころはありませんが…w

 

 

実際に使ってみたところ、実射性能では東京マルイ製「VSR-10」ほどでは無いものの、着弾範囲は安定しており箱出し性能としては十分「使える」と感じました。

 

 

本体の重量は非常に軽く(VSR-10並み)スコープ・バイポッドを載せても扱いやすい重さです。

 

 

コッキングは重すぎず、ストロークも長すぎず、L96スタイルのトイガンとしては、外見デフォルメのおかげもあって、操作感にクセも無く、実用性重視で使いやすいと思います。

 

 

予備マガジンの携行には、88式狙撃銃用マガジンポーチを使用しました。

マガジンポーチとしては小型ですが、TYPE96のマガジンなら縦にすれば収納でき、蓋もしっかりしまります。

 

 

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