戦時中は国家権力の象徴として、軍民を問わず恐れられた日本陸軍の憲兵。
その憲兵を印象付ける「憲兵腕章」を紹介します。
私が所有しているのは、中田商店で販売している精巧複製品です。
朱塗りの憲兵の文字が有無を言わせぬ迫力を持っています。
外国でも、戦時世代の人に一番通じる日本語が、「ロウムシャ」と「バカヤロー」、そして「ケンペイ」らしいです。
日本軍が戦地でどう振舞ったのか、その一端が垣間見えるようです。
腕章の両端に通し穴が開けてあり、紐を通す事でわっかの状態にして使用します。
腕章は上腕部に安全ピンで留めます。ピンは付属していなかった為、適当なものを見繕っています。
陸軍三式夏衣と組み合わせてみました。腕章ひとつで印象が変わる物ですね。
軍刀と拳銃嚢のみを携行しています。軽装にする事で、より憲兵らしさが出せていると良いのですが・・・・。
憲兵は決して最前線に出て行く職種ではありませんが、携行している拳銃を使う事もあったでしょう。
模造刀剣とゴム銃剣が出会うと、「チャンバラごっこ」が始まるのは必然!w
余談になりますが、日本陸軍の憲兵を主役にした映画があります。
昭和30年代前半に新東宝の制作した「憲兵とバラバラ死美人」と「憲兵と幽霊」の2本です。
主役の憲兵役を、中山昭二氏が演じており、柔和な憲兵ぶりと軍服の着こなしが格好良いです。
特撮好きの方なら「ティンと来た!」と思いますが、中山氏はウルトラセブンのキリヤマ隊長役で有名ですね。
サスペンス仕立ての内容はなかなかに面白く、モノクロの映像とあいまって良い雰囲気です。
また、昔の映画の尺は現代と比べて短めの物が多いですが、この作品も放映時間70分程度で見易いですから、興味を持たれた方は是非!
【商品紹介】
「日本陸軍 憲兵 腕章 復刻版」…生成り綿生地がリアルな複製品です。
「[KIND CUBE] 軍装 レプリカ 日本軍 腕章 コスプレ」…英語圏の外地で使用されてたタイプの複製品です。