電動ガンにエアコッキング等、AKシリーズのトイガンを買い揃えていく内に、いつの間にかスリングベルトも色々種類が増えてきました。
今回は手元にあるAK用スリングを紹介したいと思います。
画像はロシア製スリングベルトです。
いわば純正モデルというところでしょうか。
タイミングにもよりますが、大体2,000~3,000円程度で容易に入手できます。
画像上はAK用で、AK-47、AKM、およびAK-74突撃銃に対応しています。
画像下はRPK用で、RPK及びRPK-74軽機関銃に対応しています。
スリング本体はカーキ色のコットン生地で出来ています。
こちらも、幅広で分厚く壊れる気配もありません。
AKスリングも最初期の物は皮革製だったそうですが、手入れの手間を考えるとコットン製が断然楽でいいですね。
RPKはAKの分隊支援モデルで、長銃身化・フレーム強化により重量が増加しています。
その為、専用のスリングには肩への負担を軽減するクッションパッドが追加されています。
RPK用スリングのクッションパッドは簡単に取り外しができます。
ちなみにスリング自体はAK用と全く同じで、RPK用としての特徴はクッションパッドの有無のみです。
各AKスリングを並べてみました。
一番上がKM企画製レプリカ。
中央が東京マルイ製レプリカ。
一番下がロシア製実物です。
各社AKスリング・スイベル金具の表側の形状です。
各社AKスリング・スイベル金具の裏側の形状です。
各社AKスリング・サイズ調整金具の形状です。
各社AKスリング・游環の形状です。
実物スリングは金具の一つ一つがゴツく、特にナスカンはやたら硬いので、トイガンに取り付けの際は、確実に傷を彫り込む事になるので覚悟しましょうw
複製品の中では、東京マルイ製が一番雰囲気良く再現されています。
厳密には金具の形状などだいぶ違うのですが、質感等はかなりいい感じです。
価格も実物より安価でお薦めの一品だったのですが、残念ながら現在は生産されておらず、そろそろ実物よりも入手困難な代物になりつつあります。
KM企画製は、作りが全体に簡素な印象で、少し見劣りしてしまいます。
ただ、価格はダントツで安く、入手の容易さも相まって重宝するアイテムと言えます。
実物と比べてみると、スリングの幅・厚み、金具の質感・色等、結構違うものです。
実物スリングよりもコットン生地が柔らかく、幅が細身なため銃側のスイベルにも簡単に通せます。
トイガン程度の重量なら強度面でも不安はありませんし、実物への拘りがなければ、レプリカの方が扱い易いです。
こちらは東ドイツ製スリングベルトです。
東ドイツ軍(通称:NVA=国家人民軍)では、AKシリーズのライセンス生産品を運用していましたが、独自の改良を加えての製造であり、スリングベルトもロシア製とはちょっと形が異なります。
画像上がMPi-KM用スリングで、素材は東ドイツ軍装備でお馴染みのグレー・ナイロン製で、游環は硬いビニール製です。
金具の類は一切なく、銃側のスリングスイベルに直接通して固定します。
多くのトイガンはロシア製AKをモデル化していますが、それらのスリングスイベル(バレル側)にはこのスリングは幅広すぎて通せないので、ちょっと使いどころの難しいアイテムです。
画像下は、新型のMPi-AK-74用スリングです。
こちらはロシア製スリングとほぼ同型で、素材もコットン生地で出来ています。
ロシア製と比較してみると、ほぼデッドコピーと言える位似ています。
游環は繊維質の合成皮革製です。
結構キツキツに縫製してあり、調整位置がズレてくることはありません。
構造のシンプルなAKスリングですが、これを使うと無印のAKがぐっとAKらしくなりますね。
今回は紹介していませんが、中国製AKスリングもロシアとは異なる独特の進化をしており、使いやすく便利です。(価格もロシア製より安価です)
【商品紹介】
「AK キャンバス製 スリング 実物 (カーキ)」…ソビエト・ロシア製の軍用実物です。
「KM企画 AKシリーズ全機種対応 AKスリング (OD)」…KM企画製トイガン用スリングベルトです。実物と比べてナスカンが硬すぎず、取り付け・取り外しに便利です。