冷戦時代の米兵の相棒 ~ M60 汎用機関銃 (A&K製・電動ガン)

A&K製の電動マシンガン「M60」です。

トイガンとしては大型の汎用機関銃の電動ガンで、圧倒的存在感が魅力です。

 

 

A&Kからは大型の各種機関銃がリリースされており、物にもよりますが、トイガンショップのセール期間などに大幅値引きで発売されていることがあり、私もそのタイミングで入手しました。

 

 

パッケージはとにかく巨大で重く、さすが機関銃という印象です。

 

 

箱の側面には中身についての表示がされています。

 

 

「H・M・G(ヘビーマシンガン)」のロゴが自己主張しております。

 

 

外箱には持ち運び用の取っ手が付いています。

 

 

蓋は外箱一体型です。

発泡スチロール製の内蓋が緩衝材となっています。

 

 

付属品として、A&K製品カタログと保証書が入っていました。

 

 

銃本体は発泡スチロールの内装でしっかり保護されています。

 

 

見るからに大型で、重量もずっしりと重いです。

 

 

A&KのM60は、先に発売されていた後期型からのバリエーション展開で、ある種の先祖返りモデルアップの為、グリップの形状が後期型のままだったり、ちょくちょく詰めが甘い点が見られます。

 

 

グリップ底部は実銃同様、肉抜き穴が開いています。

 

 

一般的なアサルトライフル型電動ガンと違いグリップ内にモーターが入っていないので、実銃のように薄い形状が再現されています。

 

 

セフティはグリップ上部にあり、親指で操作出来ます。

画像は安全状態です。

 

 

指で跳ね上げてやると、射撃可能状態になります。

 

 

ストックは、M60の特徴的なポイントの一つで、レシーバーをそのまま延長したようながっしりした作りが武骨で格好良いです。

 

 

ストック底部にはショルダーレストがあり、画像のように展開して使用できます。

 

 

ストック上部にはスリングスイベルがねじ止めされているほか、レシーバーカバーもかぶさる形で配置されています。

 

 

レシーバー側面にはチャージングハンドルが突き出しています。

 

 

チャージングハンドルはライブで引くことが出来ます。

 

 

テンションスプリングなどないので引いたら後退しっぱなしですが、フルストロークで操作出来るので、ガシャガシャ動かして遊ぶには最適です。

 

 

バイポッドはM60独特の肉抜きされたプレートと鉄棒で作らています。

この外観こそM60、畳んで良し、展開して良し、格好良し!

 

 

バイポッド基部は、引っ張ってロックを解除して展開します。

 

 

接地部分にも四角いプレス鉄板により下駄が履かせてあります。

角度を付けて取り付けてあるので、接地した際のバランスが良いです。

 

 

また、バイポッドは多数のロック位置で好みの高さに調節出来ます。

 

 

ハンドガードはABS樹脂製です。

下部の四角い穴は、三脚架搭載用の構造と思われます。

 

 

ハンドガード上部にはスチールプレス製のヒートカバーは装着されています。

隙間から覗くアウターバレルが機能美を感じさせます。

 

 

レシーバとハンドガードの境目付近に、キャリングハンドルがあります。

 

 

なんせ重い銃なので、キャリングハンドルは実用面でもおおいに役立ちます。

 

 

射撃時には、視界を遮らないように左右どちら側にも倒す事が出来ます。

 

 

レシーバーカバーはレバーで固定されており、レバーを動かすとカバーを開けることが出来ます。

 

 

このレバーを動かすと、バネのテンションでレシーバーカバーが持ち上がります。

 

 

レシーバーカバーは機関部全体を覆っている為、開くとメカボックス周辺が露になります。

 

 

メカボックスの収まっている様子が把握できます。

 

 

給弾部も大型機関銃らしく大柄な作りです。

 

 

レシーバーカバー裏側にはレバーの操作ギミックが確認出来ます。

 

 

マガジンはボックスタイプで、かなり大きいです。

 

 

プラ製ボックスマガジンを、布製のポーチに収納してあります。

 

 

銃本体へはスプリングを通してBB弾を流し込みます。

 

 

マガジン収納ポーチの底部には水抜き穴のようなカシメ穴があります。

 

 

ポーチ周辺のナイロン布のスリットと、ベルクロによって、銃本体へと連結する為、布製ポーチ自体も銃の部品として重要な役割を果たします。

 

 

ボックスマガジンから延びるコネクターとスプリングバイパスによって、銃と一体化します。

 

 

マガジン収納ポーチの蓋を剥がすと、マガジンの蓋が露出します。

 

 

この中に、BB弾をじゃらじゃらと流し込むわけです。

 

 

ボックスマガジン側にあるコネクターは電動給弾マガジンの物で、銃本体側のコネクターと連結して使用します。

 

 

銃から飛び出しているコネクターはそれぞれ電動給弾マガジンと連結するコネクターと、銃を稼働させるためのバッテリーへの連結コネクターです。

 

 

ボックスマガジン内には、BB弾と給弾用電池、そして電動ガン用バッテリーをひとまとめに収納します。

 

 

マガジン内のBB弾の様子です。

 

 

給弾ルートにBB弾が送られていきます。

 

 

マガジンにはスイッチがあり、操作する事で電力によるゼンマイの自動巻き上げが行えます。

 

 

レシーバーの外見です。

 

 

このプレートに、ボックスマガジン収納ポーチのスリットを通し、ベルクロで固定して運用します。

 

 

リアサイトは起倒式で、使用時には起こして使います。

 

 

各種ダイヤルを使い、細かい照準調整が可能です。

 

 

フロントサイトは三角定規のような形です。

リアサイト・フロントサイトともに大柄な作りで、射程の長い大型機関銃らしさを感じます。

 

 

銃の各部に施された刻印です。

 

 

実銃に準じた表記が再現されているようですが、打刻ではなくプリントなので、リアル感には乏しいです。

 

 

箱出しでの初速は最大で画像の通りで、パワーについてはこれ以上ないレベルです。

なお、海外製品につき、個体差・ロット差が極端なので初速はあくまで参考値です。

 

 

サバイバルゲームで運用中のM60です。

 

 

重くてかさばる機関銃ですが、そこが良い点でもありますね。

かなりの割合で“ロマン銃”と言って良いと思います。

 

 

勿論、火力面での実用性は充分ありますので、使い方次第で活躍できるポテンシャルを秘めています。

 

 

ちょっとやそっとでは弾切れしそうもない大容量マガジンで、弾幕を張るには格好の相棒となるでしょう。

 

 

コネクター類がマガジンボックスから銃本体へつながっているのが、電動ガンらしいです。

 

 

前方のスリングスイベルです。

斜め方向に取り付けてあり、腰だめ射撃の際にスリングを利用してバランスを保つのに便利な作りです。

 

 

後方のスリングはストック後端上部に設けてあります。

これも、スリングで肩から吊り下げたり、腰だめ射撃するのを考慮した設計と思われます。

 

 

スリングベルトには、「ユニバーサルストラップ」を使いました。

 

 

このストラップは元来はフィールドパックを単体で使用する際に使う為の汎用ショルダーストラップとして支給された物ですが、シンプルで頑丈な作りから、スリングベルトとしても多用されていました。

 

 

M1956装備から存在する為、旧式のコットン製と新型のナイロン製があります。

本品はナイロン製です。

 

 

ストラップの両端にあるナスカンで、スリング金具に取り付けます。

 

 

ショルダーストラップとしての使用を考慮した幅広の作りが、スリングベルトとして使用するにはホールド力があって人気だったようです。

 

 

1980年代の「アメリカ陸軍歩兵分隊 機関銃手装備」です。

 

 

タミヤのプラモデル「アメリカ現用陸軍歩兵セット」が本当に現用だった時代の装備が好きなので、箱絵のポーズを真似てみました。

 

 

重いので姿勢を維持するのは困難ですが、一応ライフルのような撃ち方も出来ます。(まともに照準する余裕もないので実用的ではありませんが…)

 

 

実際のゲームではもっぱら腰だめの姿勢で、当たるを幸い、BB弾をばら撒いて戦場を賑やかにしています。

 

 

本来の使い方である、バイポッドを使用した伏撃ち姿勢です。

 

 

当然ながら安定した射撃ができ、標的にバリバリとBB弾を叩き込むのは実に爽快です。

 

 

残念ながらサバイバルゲームでは伏撃ちでアンブッシュしても空振りになるか、運が悪いと迂回されて格好の餌食にされてしまいがちです。

 

 

なんとなく、ゲーム中よりも休憩時間の照準調整で撃っているほうが、リアル軍隊の訓練めいた雰囲気が出ているような気がします。

 

 

塹壕や陣地構築されたフィールドであれば、適度に防御された特火点として自慢の火力で活躍できそうですが、定例ゲームでは出番が少ないのも致し方ない所です。

 

 

なんだかんだでインターバル時の試射エリアでの射的が一番楽しいマシンガン運用法なのかも知れませんね。

 

 

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