
「M1928ハバーサック」の付属品である、「M1928ミートカン・ポーチ」です。
本品はアメリカ製の精巧複製品です。

「M1928ミートカン・ポーチ」は、第一次世界大戦で使用された「M1910ミートカン・ポーチ」の改良版です。
旧型ではボタンとボタンホールだった留め具がストラップ金具式に変更されたのが一番の違いです。
通常はハバーサックの上面に装着してありますが、完全に分離出来るので、単体で携行する事も出来ます。

ミートカン・ポーチは個人携帯食器一式を収納する為の装備です。



ミートカン・ポーチの中には「メスキット(食器)」を収納し、内部にある三箇所のスリットにはそれぞれナイフ・フォーク・スプーンを挿し込んで携行します。

ナイフとフォークは収納する際には専用の革製シースを被せてから収納します。
私は、革がカビるのが嫌なので、あえて使わずに収納しています。


メスキットは戦後生産された実物で、素材はステンレス製です。



通常は、トレイとフライパンを向かい合わせにして取っ手を折り畳んでひとまとめにして携行します。


メスキットを展開した状態です。

フライパンはこの状態で火にかける事が出来ます。

給食時には、フライパンの取っ手の上にトレイを載せて持ち運びます。

ちょうど、画像のような感じで持ち運べます。

メスキットを使って食事をすれば、普段の食事も一味違った戦場風味が味わえそうです。