AK-47 (東京マルイ製・次世代電動ガン)

東京マルイ製次世代電動ガン「AK-47 3型」です。

同型の電動ガンは既にスタンダード電動ガンでラインナップされており、何度も再販の掛かるベストセラーですが、2017年にまさかの次世代電動ガンにてリリースされました。

 

 

次世代電動ガンは東京マルイの技術力をふんだんに使って開発されており、スタンダード電動ガンと比較して有効射程・命中精度ともにワンランク上の性能を経験出来ます。

 

 

更に、ボルト連動によるリコイル、ブローバック機構により撃って楽しいギミックも備えており、AK-47のリリースは私にとっては「待ってました!」の快挙であります。

 

 

その高性能とギミックから、スタンダードシリーズと比べれば高額商品ですが、価格差に納得できるだけの違いがはっきり実感できるため、不満はありません。

 

 

外箱はシックな印象でまとめられており、スタンダード電動ガンと比べると高級感があります。

 

 

中身は、最近の電動ガンの梱包らしく、発砲スチロールを使わない構造です。

 

 

布を敷いた上に銃を据えるスタイルは、最近の東京マルイ製品でおなじみですね。

 

 

付属品の入った小箱は、ベークライトめいた模様の印刷がおしゃれです。

 

 

小箱の中身は「銃口保護キャップ」「試射用BB弾」「リアサイト調節ツール」「六角レンチ」「マガジンアダプター」です。

 

 

ジッパー式ファイルに収納されているのは「取扱説明書」「ターゲット」「各種チラシ」です。

 

 

取扱説明書は他の電動ガンと同じサイズで統一感があります。

 

 

内容もイラストを豊富に使い、懇切丁寧です。

 

 

箱から取り出したばかりのAK-47です。

画像越しでも、フレームとバレル、その他の部分で塗装仕上げの色味の違いが目立ちます。

 

 

傷防止の為のカバー紙が挟んであります。

こういったところは日本製品の気の使い方だな、と好感が持てます。

 

 

同様に、セレクターレバーにも傷防止シールが貼ってあります。

トイガンでも実銃でも、動かせば確実に傷どころか、溝が出来る部分なので、保護シール=未使用品を手にした感じがして良いですね。

 

 

フレームは金属製で、各部に刻印が再現されています。

これらの刻印は、スタンダード電動ガンの物と寸分違わず同じ物でした。

 

 

メインフレームの塗装仕上げは色調が独特で、微妙に金色がかってみえます。

実銃と比較してリアルかと言えば大いに疑問ですが、他に類を見ない色味が面白いので、嫌いじゃないです。

 

 

グリップ上部の刻印はトイガンとしての物で、「東京マルイ・日本製」の表示が確認出来ます。

 

 

ハンドガードは木目調塗装された樹脂製です。

実銃では放熱の為筒抜けのスリットは、黒色塗装で再現されており、土埃等の侵入を防ぐ為、トイガンとしてのアレンジがなされています。

 

 

グリップも木目調塗装された樹脂製です。

モーター内蔵の都合上、実銃よりも太目になりがちな部分ですが、違和感ないレベルのスリムさを再現してあります。

 

 

グリップ底部はねじ止めされています。

このネジを外すと、内部のモーターのシム調整が可能ですが、基本的には触らないほうが良いと思います。

 

 

ストックも木目調塗装された樹脂製です。

リアルウッドでないという事について意見は様々あるでしょうが、軽くて丈夫で個体差が少なく、カビや湿気の影響を受けにくいので私は結構、嫌いじゃないです。

 

 

スタンダード電動ガンではストックにバッテリーを収納する為、バットストックが蓋として取り外せましたが、次世代電動ガンでは完全に固定されています。

 

 

マズル付近の様子です。

後のAKシリーズのような消炎器やコンペンセイターの一切ない、シンプルな外見です。

 

 

銃口先端は逆ネジが切られており、カバーを外すことで規格に合うオプションパーツを取り付ける事が出来ます。

 

 

レシーバー上部にはトップカバーが被せてあります。

スチールプレス製の頑丈な作りです。

 

 

後部のボタンを押しながら上に持ち上げるとカバーが外せます。

スタンダード電動ガンではバッテリー収納スペースでしたが、リコイルユニットが隙間なく配置されています。

 

 

側面から見ると、次世代電動ガンはギミックが詰め込まれている感じが伺えます。

 

 

トップカバーにも刻印が確認出来ます。

 

 

リコイルユニットの内蔵部分ですが、トップカバーの形状に合わせて造形されているので、カバーを外してもあまり違和感がないのが面白いです。

 

 

射撃時の反動を生み出すリコイルスプリングが見えます。

 

 

ボルトハンドルは実銃と比べるとストロークは半分以下で、手動で動かすとちょっと物足りないですが、作動時には申し分なくブローバック感が味わえます。

 

 

ボルトハンドル部分はシルバーに塗装されています。

AK-47と外国のライセンス品やコピー品にもみられる特徴で、改良型のAKMからは本体と同じ黒色仕上げになった部分です。

 

 

ボルトを引くとHOP調節ダイヤルにアクセスできます。

スタンダード電動ガンではレバー式でしたが、ダイヤル式になって微調整がやり易く、操作性は向上しています。

 

 

AK-47のセレクターはボルト側に大型のプレート上の物が設けてあります。

 

 

画像は安全状態です。

 

 

画像はフルオート状態です。

大抵の銃では安全モードの次にセミオートが来るのですが、AKは一貫してこの配置です。

 

 

一番下がセミオート状態です。

セーフティを解除する際に一気にレバーを下げるとセミオート位置になるのですが、この機構・配置にどのような設計思想や運用思考があったのか興味深いです。

 

 

次世代AK-47では、バッテリーはハンドガード内に収納します。

スペース上、ミニSバッテリー対応です。

 

 

バッテリーを収納するには、まずレバーを跳ね上げて、ハンドガード上部を取り外します。

 

 

実銃同様に、ハンドガード上部とガスピストンカバーが一体になって外れます。

 

 

あとはバッテリーのケーブルを連結し、収納スペースに上手く収まるよう取り回します。

 

 

配線の取り回しには毎度手間取りますが、従来の自世代電動ガン「AK-74」系と比べると、若干収納スペースに余裕を持たせてあるそうで。

 

 

確かに、私の所有しているそれらのモデルに比べれば、まだ収納しやすいほうだと感じました。

 

 

上手く配置が決まれば、ハンドガードを被せてレバーをロックして完了です。

この時、無理に押し込む感じがあったら、改めて収納をやり直さないと破損の原因となるので注意です。

 

 

マガジンを外した状態です。

 

 

給弾口内部の様子です。

 

 

付属のマガジンはスプリング給弾方式の90連スタンダードマガジンです。

 

 

スタンダード電動ガン用マガジンとは全く構造が異なる為、相互互換性はありません。

 

 

ただし、専用のアタッチメントが付属しており、それを組み込めば次世代電動ガンにスタンダード電動ガンのノーマルマガジンや600連マガジンを使用する事が出来ます。

 

 

オートストップのギミックを楽しみたいなら次世代マガジン、サバイバルゲームでの火力重視や既にもっているAKマガジンを流用したいならアタッチメントを介して使用可能という、選択肢が選べるのが大変良い設計だと思います。

 

 

また、次世代マガジン使用時にも、画像のレバーを操作する事で、オートストップを解除出来ます。

 

 

せっかくのオートストップ機能を堪能すべく、別売りのスプリング式ノーマルマガジンを予備マガジンとして購入しておきました。

 

 

フロントサイトポストの様子です。

AKの照準器の基本デザインはAK-47の時点で完成されており、現用ロシア軍のAK-74Mでもほぼ同型のサイトが採用されています。

 

 

フロントサイトは専用治具で回すことで弾道に合わせて上下動でき、更にサイトの固定角度により、照準の左右調節も可能です。

 

 

リアサイトの様子です。

第二次世界大戦当時の軍用銃でお馴染みの、スタンダードなタンジェントサイト型です。

 

 

ノブを前後させることで、目標の射程距離に合わせて照準を調節出来ます。

感覚的にわかりやすいので、デザインは古くとも充分実用的です。

 

 

一番近くを狙う際のリアサイト位置です。

リアサイトはこの位置で、フロントサイトであらかじめ照準調節をしておき、想定より長距離を狙う際にタンジェントサイトを操作するのが基本です。

 

 

一番遠くを狙う際のリアサイト位置です。(電動ガンに関しては、実用上使うことのない距離ですが…)

 

 

射手視点での照準器の見え方です。

画像はフロントサイトに焦点を合わせた状態です。

 

 

こちらはリアサイトに焦点を合わせた所です。

素早い照準に向いたサイト形状だと思います。

 

 

スリングベルトを取り付けた状態です。

このスリングベルトは、かつてスタンダード電動ガンAK-47と同時発売された東京マルイ純正品です。

現在は絶版のようですが、実物を再現しようという意欲が垣間見える複製品で、お気に入りの愛用品です。

 

 

フロントスリングスイベルは、ガスバイパスとバレルのつながる付近にあります。

AKMからはハンドガード前部に変更されていますが、銃身加熱による使用者の怪我があったのかもしれません。

 

 

スリングはナスカンを介して取り付けます。

マルイ純正品は、鬼のように硬いロシア製実物のナスカンと比べ、ほどほどにテンションのあるフックで使いやすいです。

 

 

リアスリングスイベルはAK-47ではレシーバーにあります。

運用上の不都合があったのか、AKM以降はスリングスイベルの位置がストック後端に変更されました。

 

 

フィールドで見かけたときの印象を再確認すべく、愛用のスタンダード電動ガン「AK-47S」と並べてみました。

 

 

同じメーカーの同じ種類の銃という事もあってか、非常によく似ています。

正直、パッと見では区別がつかないでしょう。

 

 

フレームは素材の違い、塗装仕上げの違いが目立つ箇所です。

次世代電動ガンの質感はさすがです。

 

 

なにかと揶揄されがちなフェイクウッド部分ですが、次世代モデルでは暗めの色調で再現されています。

私は、軽量・丈夫で割れたりかびたりしない木製風プラスチックパーツも嫌いじゃないです。

 

 



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