1960-1970年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 士兵装備 [63式小銃]

中国人民解放軍 陸軍の「63式自動歩槍(自動小銃)」装備の士兵です。

 

 

「63式自動歩槍」は、地上部隊の主力小銃であった「56式半自動歩槍(中国製SKSカービン)」にかわる新型小銃として開発されましたが、諸事情により採用からわずか9年で退役に至った短命な装備です。

 

 

期待の新装備と言うことで、マガジンポーチも従来のチェストリグ型から、多機能な装具として工夫された「63式携行具」が採用されており、さながら“タクティカルベストの先駆け”といった印象です。

 

 

画像の「63式」は個人製作品の電動ガンです。

厳密な再現ではなく、あくまで「63式“スタイル”」というモデリングです。

 

 

構造は東京マルイ製電動ガンの「M14」と「AK-47」を2個イチにして、中国製カート式エアガンのパーツも使っています。

 

 

化学兵器対策に「65式防毒面具(ガスマスク)」を装着した様子です。

 

 

「65式防毒面具」は人民解放軍で広く使われたガスマスクです。

ガスマスクとしては完全に旧式化していますが、現在でも訓練や炊事作業(玉ねぎ刻み!)で使われている様子が見られます。

 

 

「63式携行具」の装備状況です。

 

 

「63式」用には、この他にも一般的な中国製チェストリグのデザインに準じた「63式弾倉袋」もあります。

 

 

両者の採用時期・支給状況等は不明な点が多いですが、資料画像では「63式携行具」の装備例が目立ちます。

 

 

「63式携行具」は画期的な総合装備携行システム感が格好良いのですが、着装した感じではあまり実用的ではないように感じます。

アイデアに技術(センス?)が追いついていない感じですね。

 

 

「63式」自体は短命に終わりましたが、携行具については一定の評価は得られたらしく、後に「79式/85式狙撃歩槍(中国製SVD狙撃銃)」と共に採用された専用の携行具は、マガジンポーチ部分のみ大型化した他は「63式携行具」とほぼ同型の物でした。

 

 

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