「ZB26軽機関銃」を装備した日本陸軍歩兵装備です。
中国大陸では中国軍から鹵獲したZB26を自軍の武器として活用していました。
ZB26はその他の各国軍火器とともに、中国大陸における抗日勢力の主力火器として多数が運用されていました。
日本陸軍にとって、敵の使用するZB26は味方の「十一年式軽機関銃」よりもあらゆる点で優れており、「チェッコ機銃」「無故障機関銃」などの渾名で呼ばれていました。
大量に運用されている分、日本軍の戦利品となるケースも多数あり、いわゆる「員数外」として、日本軍部隊で有効利用されていました。
なんせ高性能で頼りになる為、自軍の制式兵器よりも重宝される事あまたで、のちに開発される「九六式軽機関銃」のデザインへの影響は大きかったようです。
更には戦車に搭載する為に開発された「九七式車載機関銃」は作動メカニズム自体、ZB26を参考に開発されています。
同盟国のドイツ軍同様、常に武器の不足に悩まされていた日本軍では、補給の続く限り、鹵獲兵器の利用は積極的に行われていたようで、最終的に「智式七粍九軽機関銃」の名称で、準制式装備とされています。
装備例では軽機関銃の属品類については不明の為、所有するチェコ製ZB26弾倉嚢を流用しています。
ZB26の使用弾薬は「7.62×57㎜マウザー弾」ですが、日本軍では「九八式普通実包」の名称でコピー生産を行い、弾薬の供給も行われています。
軽機関銃なので相応に大柄なサイズと重量感の為、サバイバルゲームではもっぱら腰だめの姿勢で弾幕を張る、戦場の“騒がし役”を務めております。
ZB26で当てにいくなら、二脚を使用した伏射こそ至高。
運用に適した戦況は少ないものの、アンブッシュがうまくいけば、正確無比な火力により陣地の守りも鉄壁です。
実用性は充分ありますが、それ以上にマガジンが真上にある独特のスタイルが、使っていて新鮮で楽しいです。
なかなか火力に恵まれない日本陸軍装備ゲーマーにとっても、「チェッコ機銃」は頼りになる相棒と言えましょう。