北ベトナム軍ことベトナム人民軍が、ベトナム戦争で使用した米軍スタイルのピストルベルトです。
ベトナム人民軍の装備ベルトは様々な種類がありますが、本品はベトナム戦争後半に頻繁に見られるモデルです。
本品は使用された形跡が殆ど無く、デッドストック品か近年製造されたモデル品かは不明です。
実物との事で購入しましたが、ベトナム人民軍の装備は製造タグが無い為、製造時期や真贋の判断が難しいところです。
ベルトの構造は米軍のM1936ピストルベルトを模倣した物で、バックル部分は中国人民解放軍の武装ベルトに良く似た構造です。
バックル部分は弾帯の幅に合わせて、かなり大型の物となっています。
印象としては、中国人民解放軍よりもソ連軍に近い大きさです。
バックルのはめ合わせ部分は中国製ベルトの模倣と思われますが、使い勝手はあまりよくありません。
実際に使ってみると、ふいに外れやすく、そのくせ嵌め難いように感じます。
ともあれ、この和洋折衷な雰囲気と手作り感あふれるバックルの風合いがベトナム人民軍のオリジナリティを感じさせるポイントです。
【商品紹介】
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「メコンの流れのように ベトナム開放への30年(写真集)」…ベトナム戦争終結後まもなく発行された書籍で、北ベトナム軍や解放戦線のリアルな様子が見られます。