タナカ製エアコッキング・モーゼルKar98kは実射性能の優れた良い銃ですが、VSR-10や他のライフルのように簡単に高性能スコープを載せることができません。
そこで、性能不足は承知の上で、唯一発売されているタナカ純正のモーゼル専用スコープを入手してみました。
商品名はドイツ軍の「zf41」となっていますが、実物とはほぼ別物です。
外見上、もっとも似ている部分がマウントベース位なので、あくまでサバイバルゲームや装飾用と考えたほうがよい逸品です。
対物レンズ側の外見は、zf41風にリブの付いた形状を再現してあります。
接眼レンズ側にはナチスの鷲章のプリントがしてあります。
実銃にはない装飾ですが、雰囲気は出てますね。
さすがにメーカー純正品だけに、取付は簡単・確実です。
銃本体側にあらかじめ装備してあるマウントレール溝に、スコープ側のマウントの突起を滑り込ませます。
カチッとロックがかかるまで挿し込めばそれで完了です。
実物同様の特徴として、スコープの装着位置がリアサイト付近で、一般的なスナイパースコープと比べて接眼レンズまでの距離が非常に遠いです。
スコープは細身で軽量なので、銃自体の重量はさほど変わらないのは良い点かもしれません。
一応、スコープつきでもアイアンサイトが使えるようにはなっています。
給弾はマガジン式で、予備マガジンを携行する事で容易にBB弾の再装填が可能です。
構造的にも、サバイバルゲームでの実用性を考慮した設計が伺えます。
なかなか上手く撮れませんでしたが、実射時の見え方はこんな感じです。
アイアンサイトのリアサイトとほぼ同じ位置にスコープの接眼レンズがありますので、遠めに覗く形になる上にスコープの視界も狭く、かなり使いづらい装備品です。
銃身側から見たところです。
小型とはいえ、スコープの存在感はあります。
レシーバー側から見たところです。
スコープ後端が排莢口の手前までしか来ないため、ボルト操作には一切干渉しないのは良い点ですね。
スコープ装備後の全景です。
小さいとはいえ、スコープが付くと狙撃銃らしく見える物です。
視野については、使っている内にコツがわかってきます。
また、上下左右のサイトゼロイン調整は問題なく行えます。
逆から見たところです。
スコープのレンズ径の小ささから、使いにくさは予想できるでしょう。
ドイツ国防軍・装甲擲弾兵の装備で狙撃兵をやってみました。
迷彩柄はスプリンター・パターンです。
迷彩効果は武装親衛隊の各種迷彩柄のほうが圧倒的に優れていますが、私は国防軍の、このカクカクした迷彩パターンが好みです。
狙撃銃を持っての膝射姿勢です。
こちらは両膝をついた射撃姿勢です。
ヘルメット・カバーの擬装用ループに、付近の草木を挿しています。
ヘルメット擬装の上での伏射姿勢です。
コスプレ写真撮影の為に平地を使っている為、迷彩が浮いて見えていますが、実際のサバイバルゲームでは伏せている限り、そうそう発見される事はありません。
両腕をクロスさせて銃を安定させる射撃姿勢です。
実際の戦場写真を参考にしてみました。
サバイバルゲームで使用してみた感想としては、「アイアンサイトの方が使いやすい」と言うと身も蓋もありませんが、1.5倍率のスコープでは肉眼と大差なく、BB弾の着弾までは確認できない為、スコープ越しの弾着修正も出来ず、視野の狭いダットサイトのような印象です。
あくまでも、見た目が格好いい、銃を加工せずに狙撃兵を演出できる等、アクセサリーとして評価すべきアイテムのようです。
【商品紹介】
★タナカワークス製品に限らず、トイガン全般にも言えることですが、再生産のタイミング次第で流通状況が極端に変わります。
「スコープ Zf4/Kar 98K用 マウント付」…タナカワークス純正品です。
「ZF41 ダミースコープ Kar98k タナカ マルシン ドイツ軍」…ZF41スコープ実物の外装を忠実再現した海外製のダミースコープです。
「ドイツ軍 モーゼル 98k 本革製 ライフル スリング タン ナチュラルカラー 取付説明書付」…無着色革製の海外製複製品です。