2度に渡って迷走したドイツ軍水筒選びですが、結局、カンプバタリオンの実物改造再生品を購入する事にしました。
このアイテムは、複製品のフェルトカバー、ストラップベルト、カップに、ドイツ国防軍と同型の実物放出品の水筒本体を組み合わせた物です。
水筒は右側面のみボタン留めされています。
横から見ると楕円形の水筒が案外、平たいのがわかります。
水筒のストラップは正面でバックル留めします。
金具はグレー塗装されています。
水筒裏側のストラップは雑嚢に通す為のものです。
雑嚢に取り付けた後は、水筒底面の金属ピンにストラップを留めます。
水筒ストラップの上部にはDリング連結用のフック金具が付いています。
グレー塗装のフックは実物と同型です。
水筒正面のバックルを外すと、被せてある水筒カップが取り外せます。
中の水筒のキャップは本体と同じアルミ製です。
カップなしの状態だと、水筒本体の楕円形が印象的です。
水筒カップなしの状態でも、雑嚢での携行は可能です。
水筒キャップには脱落防止用にストラップが固定してあります。
キャップの裏にはゴム栓がしてあり、実用性もあります。
水筒のフェルトカバーは側面のスナップボタンを外すと取り外せます。
水筒カバーを外した所です。
カンプバタリオンの商品説明によれば、入荷時期によって中身の水筒は戦後ドイツ軍の同型品だったり、周辺国の類似品だったり、素材は様々なようです。
水筒本体はアルミ製です。
中古品なので細かい傷があり、使用感あふれる見た目です。
水筒裏面は内側に向けて湾曲整形してあり、身に着けたときのフィット感を高める工夫が見て取れます。
水筒カップは複製品です。
色は艶消し黒で、第二次世界大戦初期のタイプを再現してあります。(1941年命令でオリーブグリーンに変更)
カップの裏面にはワイヤーハンドルが取り付けてあります。
内側には塗装されておらず、実用の際に安心感があります。
ちなみに大戦当時の実物だと、大戦中期頃からカップの素材がアルミから鉄製に変更されており、鉄製カップは内側まで防錆塗料が塗られています。
私は実際にサバゲーフィールドでお茶を飲むのに使ってみましたが、アルミ素材は熱伝導率が良いせいか、ワイヤーハンドルまで加熱して熱くて難儀しました。
雑嚢に取り付ける際には、水筒裏面のフックを雑嚢のDリングに引っ掛け、革ストラップを雑嚢側の革ベルトループに通します。
その後、革ストラップを水筒底面の金属ピンに留めれば完了です。
このように、雑嚢の所定の位置にぴったり収まります。
色々と迷走してしまいましたが、ともかくも、実用に耐える強度と茶色のフェルトカバーを備えた、納得できる逸品をようやく入手する事ができたのは僥倖でありました。