日本陸軍の「身体擬装網」です。
本品は複数ある擬装網のバリエーションの内、濃緑色のタイプを再現した精巧複製品になります。
身体擬装網は草木を括りつけて迷彩効果を高める為に、鉄帽用擬装網と共に活用されました。
画像は四つ折にした状態です。
使わない時は丸めて背嚢に縛着したり、細長く纏めたものをたすきがけにして携行していました。
身体擬装網を装着し、草木で擬装を完了した状態の正面です。
正方形の擬装網は、背中に羽織ったあとに対角線上を結び、ちょうど風呂敷を包む要領で着装します。
身体擬装網を装着し、草木で擬装を完了した状態の背面です。
画像では軽装備ですが、擬装網は大きいため、背嚢を背負った上から羽織ったほうが具合が良いようです。
身体擬装網・立射姿です。
草むらに身を隠してしまえば、かなりの迷彩効果を発揮できそうです。
身体擬装網・膝射姿勢です。
擬装は戦地の植生に合わせる事が重要です。
背中側にも草木を括りつけています。
伏射姿勢ならなお効果が高いでしょう。
身体擬装網はアンブッシュには適していますが、一方で激しい動きをすると網が肩からずり落ちたり、付近の枝に引っかかったり、括りつけた草木が脱落してしまいます。
実際にサバイバルゲームで使用してみて痛感しました。
匍匐前進の姿勢です。
身体擬装網への草木の縛着は、自分ひとりでは到底出来ず、この画像撮影時にも、戦友に手伝ってもらいました。
匍匐前進中の姿を背後から。
自衛隊も含め、日本の軍隊には草木擬装と匍匐前進が良く似合いますね。
密林から身を乗り出し、手榴弾を投擲せんとする帝国陸軍兵士。
身体擬装網を使いこなすには、まだまだ鍛錬が必要なようです。
【商品紹介】
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