アメリカ・カラミス社製「KA-BAR(ケー・バー)ナイフ」です。
本品は現在製造されている民生品です。
KA-BARナイフはアウトドア用あるいはコレクター向けに現在でも民生品が生産・販売されています。
しっかりした厚紙製で、シンプルながら格好良いデザインの外箱です。
蓋を開けると、中身はプチプチで梱包されています。
内容物は、ナイフ本体、シース(革鞘)、説明書、カタログです。
付属のカタログは同社のナイフを羅列した、簡単なチラシのようなものです。
説明書のほうは、KA-BARナイフの歴史的な説明が書かれているようです。
取扱上の注意などはありません。
アメリカ海兵隊でのKA-BARナイフの運用は1943年1月に2,100本が南太平洋戦線に送られたのを皮切りに、第二次世界大戦を通して使用されました。
また、その後も装備され続け、ベトナム戦争でも革鞘を黒く染めた物が支給される等、長らく愛用されました。
グリップは革のワッシャをいくつも重ねて作られています。
革は表面処理されていて、手触りが良く握りやすいです。
柄の部分は丸みのある金属塊で、乱暴な扱いにも充分耐える造りです。
つばに当たる部分の根元に「USMC」の刻印があります。
裏面には「KA-BAR」の刻印があります。
ブレードは鋭利さよりも堅牢さを感じさせる仕上げで、いかにも軍用品らしい無骨さが魅力です。
シース(鞘)は茶革製で、赤茶色に染められています。
厚みもあり、堅牢なつくりです。
ナイフ収納時には、グリップ先端をボタン留めします。
シースには海兵隊のシンボルマークが刻印してあります。
これは民生品ならではの装飾で、軍納入品にはこのような刻印は一切ありません。
【商品紹介】
「コールドスチール レザーネックSF トレーニングナイフ」…コールドスチール製の訓練用ゴム製品です。
「新装改訂版 U.S.マリーンズ ザ・レザーネック – 2019/11/29」…アメリカ海兵隊の歴史、戦史、各時代の個人装備の図解など学べる書籍です。
「第二次世界大戦軍装ガイド: 1939~1945」…第二次世界大戦参加各国の軍装をイラスト解説した資料本です。私の軍装知識の基礎ともなった愛読書です。