ベトナム人民軍、いわゆる北ベトナム軍がベトナム戦争中に使用していたAK用マガジンバッグです。
ベトナム人民軍のAK用マガジンポーチは多くの種類がありますが、今回紹介する物はソ連軍のAK-47用初期型マガジンポーチ(1952年型)のデザインを模倣したタイプです。
このマガジンバッグはAK用マガジンを5本収納できるタイプで、ショルダーハーネスとベルトループによって身体に装着するつくりです。
このマガジンバッグは精巧複製品ですが、色味やデザインは実物の映像と見比べても完成度は高いです。
本体は側面から見るとマガジンに合わせて湾曲した形状をしています。
マガジンバッグの側面に小型ポーチが2箇所縫い付けてあります。
各国軍装備を例に考えると銃手入れ油缶と手入れ工具を収納する物と推測されます。
ベルトループはある程度の幅があり、北ベトナム軍の大型アルミバックルも、ギリギリですが通せます。
北ベトナム軍のマガジンポーチに共通の特徴として、ベルトループに加えて肩からたすき掛けする為のショルダーストラップが設けられています。
フル装弾したマガジンを複数収納すると相応の重量になる為、ベトナム戦争当時の小柄なベトナム人民の体格も考慮して、重量を分散する為に考えられた設計と思われます。
蓋は板布をコの字金具に通して固定する作りです。
このマガジンバッグには内蓋に相当するベロが付いています。
この複製品に関していえば、いささか布地が柔らかすぎ、収納したマガジンの保持が不安定で不意に蓋が開いて中身を落としそうになる事が数回ありました。
これはもっぱら布地の質の不一致が原因であり、実物では問題なく使用できたものと思われます。
空の状態のマガジンバッグ内部は画像のように仕切りが設けられており、マガジンを等間隔で綺麗に収納出来ます。
実用目的で購入したので、自分で脱落防止用のボタン留めタブを後加工してみました。
これで、不意の脱落は防げるようになり、機能性が向上しました。
【商品紹介】
「中国人民解放軍 56式 斜めがけバッグ」…ソ連製初期型を模した中国人民解放軍弾倉袋です。援越装備として代用に最適です。