中国人民解放軍で現在運用されている主力狙撃銃「88式狙撃歩槍(狙撃銃)」の、「弾倉袋(マガジンポーチ)」です。
今回入手したものは、陸軍の夏季迷彩である「林地迷彩」柄のもので、「06式通用単兵携行具(タクティカルベスト)」の構成装備品です。
リーフ迷彩柄の旧式装備と違い、裏面はMOLLE対応の構造になっています。
米軍装備との完全互換(コピーとも言う)ですね。
ポーチ自体の素材はナイロン製で、補強の縁取りもしっかりと縫製されています。
蓋部分は、ベルクロとドットボタンの併用で、操作性も良好です。
ポーチ裏面は防水加工が施されており、実物軍用品らしい、良質な作りが感じられます。
ここで「88式狙撃歩槍」について軽く解説します。
「88式狙撃歩槍」は、中国製SVDドラグノフ狙撃銃である「85式狙撃歩槍」の後継として開発された銃で、特徴はPLAの主力小銃「95式自動歩槍」と同じ5.8×42㎜小銃弾を使用する、世界的にも珍しい“小口径狙撃銃”という点です。
小口径弾薬を使用し、ブルパップ形式を採用する事により、コンパクトな狙撃銃として完成しています。
「88式」という名称は開発開始時期から採られたもののようで、開発終了は1996年、部隊配備は1997年の駐香港部隊が初のようです。
突撃銃の弾薬という事で狙撃銃としては威力不足を感じますが、中国側資料によれば、命中精度と威力は、既存の7.62㎜弾に匹敵するとの事です。
画像は携行具に組み込んだ状態です。
ポーチは2連タイプ、88式狙撃歩槍用の10連マガジンを2本収納できます。
88式はいまだトイガンとしても訓練用模擬銃としても見たことがありませんが、軍装品収集欲は勿論、サバゲーユース的にも使えればと思い、入手してみました。
実際にどんなマガジンなら収納可能か、試してみたいと思います。
まずはクラウン製エアコッキングガン「タイプ96スナイパーライフル」のマガジンから。
マガジンが小型な事もあり、縦置きで収納でき、蓋もしっかり閉まります。
次は東京マルイ製電動ガン「AK-47」のマガジン。
言わずもがな、長すぎますね…w
ただ、幅的にはAKマガジンは入るようです。
そこで同じく東京マルイ製のAK用250連ショートマガジンを試してみます。
こちらは、ポーチへの収納はできますが、やはり長さがちょっとネックとなってしまいました。
微妙にポーチの深さが足りず、蓋は閉められませんでした。
フルサイズ小銃弾ではどうだろうと、東京マルイ製電動ガン「M14」のマガジンを試してみました。
こちらもポーチの広さは良い感じですが、蓋を閉めることができませんでした。
最後に試してみたのが東京マルイ製電動ガン「M16A1」の20連タイプ・ショートマガジンです。
小口径かつショートマガジンという事で、あつらえたようにすっぽり収まりました。
蓋も余裕で閉められます。
このポーチはM16やM4系のマガジンには最適です。(あくまでショートマガジン限定ですが)
【商品紹介】
「中国人民解放軍 88式狙撃銃用2連マガジンポーチ」…林地迷彩柄のナイロン製マガジンポーチです。