アメリカ陸軍の「M1956 H型サスペンダー」です。
画像の物は実物中古放出品です。
このサスペンダーは従来の各種X型サスペンダーにかわって採用された物で、装備時の安定性やクッション性、サイズ調整の容易さが格段に向上しています。
従来のサスペンダーでは幅広の板状の布だった肩当にはパイル地が内蔵されており、フィット感とクッション性が考慮されています。
サスペンダーのストラップはH型で、背中側二箇所のストラップを使い、装備品を装着した際にも安定した重量配分がなされます。
身体前方のストラップ金具です。
フック状の金具をピストルベルトの鳩目に引っ掛ける方式です。
フック金具には装着し易いよう、手で持つ為のつまみがついています。
H型サスペンダーをピストルベルトに装着した状態です。
M1956装備はスライドキーパーを使い、この状態から順次、必要な装備品を追加装着する事が出来ます。
旧型にあたるM1936装備のダブルフックと比較して、装着した装具が揺れたりせずしっかり固定されるので、機能性の向上を実感できます。