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中国人民解放軍の56式小銃用マガジンポーチです。
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人民解放軍のマガジンポーチと言えばチェストリグが一般的ですが、このポーチはソ連型でベルトループに装備ベルトを通し、ショルダーハーネスでたすき掛けに保持するスタイルです。
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一番上の蓋を開けると、内蓋が付いています。
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ポーチには56式小銃のマガジンを5本収納できます。
このスタイルのマガジンポーチは、ソ連軍ではAK採用当初に採用された物です。
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ポーチはマガジンに合わせて湾曲した、なかなか凝った作りです。
実弾を装填したマガジン5本分の重量は相当な物でしょうから、ショルダーハーネスが付いているのも納得です。
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蓋の裏に押印されたタグ・スタンプによれば、1980年製のようです。
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画像は中越戦争での使用例です。
このタイプのマガジンポーチは馴染みが無かったのですが、確かに使われていたようですね。
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こちらは、非常にメジャーなチェストリグタイプです。
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この装備品は中国人民解放軍のみならず、世界的にも普及したAK用マガジン携行ポーチのベストセラーで、様々な国で模倣品が作られています。
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こちらは「81式小銃」用に製造されたモデルで、マガジンの収納数が3本から4本に増やしてあります。
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中国人民解放軍マガジンポーチを並べてみました。
上が81式小銃用チェストリグ、下が56式小銃用チェストリグ、そして右が今回紹介した56式小銃用ソ連型マガジンポーチです。
三者三様、特徴があって面白いですね。